女子テニスツアーのバークレイズ・ドバイ・テニス選手権（ドバイ/アラブ首長国連邦、賞金総額２００万ドル、ハード）は１６日、シングルス１回戦が行なわれ、ラッキールーザーの森田あゆみ（日本）が、第１５シードのＡ・チャクエタゼ（ロシア）を7-5, 6-2で下し、２回戦に進出した。
世界ランク２３位のチャクエタゼに対し森田は、各セット１度ずつのブレークを許したが、逆に第１セットでは２度、第２セットでは３度のブレークに成功し、元世界ランク５位のチャクエタゼから勝利をもぎ取った。
森田と同じくこの日の１回戦に登場した杉山愛（日本）は、第１１シードのＭ・バルトリ（フランス）と対戦。第２セットを取ったものの0-6, 6-4, 6-7 (6-8)で敗れ、惜しくも初戦突破はならなかった。
この日はシングルス２回戦２試合も行なわれたが、上位シード陣で明暗が分かれた。
第７シードのＳ・クズネツォワ（ロシア）は、予選から勝ち上がった世界ランク７５位のＥ・ヴェスニナ（ロシア）を迎え撃ったが、4-6, 6-3, 0-6と１時間４２分で敗戦、早くも大会を後にすることとなった。
全豪オープン準々決勝でＳ・ウィリアムズ（アメリカ）に敗れて以来の大会出場だったクズネツォワは、５本のダブルフォルトを犯し、ヴェスニナに５度のブレークを許すなど散々たる内容であった。
一方で第８シードのＡ・イバノビッチ（セルビア）は、Ａ・クレイバノワ（ロシア）に対し１３本のサービスエースを決めるなどし、7-5, 6-4のストレートで３回戦に勝ち上がった。両者は全豪オープンの３回戦でも対戦しており、その時はクレイバノワが勝利していた。
この他の試合の結果は以下の通り。
女子シングルス 第一回戦
Ｕ・ラドワンスカ（ポーランド） ○-× Ａ・ラドワンスカ（ポーランド） (9), 6-4, 6-3
Ａ・コルネ（フランス） (10) ○-× Ａ・グローネフェルド（ドイツ）, 6-4, 6-1
Ｄ・チブルコワ（スロバキア） (12) ○-× Ｓ・シルステア（ルーマニア）, 6-4, 6-2
Ａ・メディーナ=ガリゲス（スペイン） (14) ○-× Ａ・クレパック（スロベニア）, 6-3, 6-1
Ｓ・ストザー（オーストラリア） ○-× Ｍ・リバリコワ（スロバキア）, 6-4, 6-3
Ｖ・ラッツァーノ（フランス） ○-× Ｋ・ボンダレンコ（ウクライナ）, 7-5, 6-2
Ｄ・ハンチュコバ（スロバキア） ○-× Ｓ・ボーゲル（スイス）, 7-5, 6-2
Ｆ・スキアボーネ（イタリア） ○-× Ｃ・デラクア（オーストラリア）, 6-1, 6-1
Ｍ・ニクルスク（ルーマニア） ○-× Ｓ・ポン（中国）, 3-6, 7-5, 6-2
Ｃ・パン（フランス） ○-× Ａ・サバイ（ハンガリー）, 2-6, 6-2, 6-3
Ｓ・ミルザ（インド） ○-× Ｅ・マカロバ（ロシア）, 7-5, 6-2
Ａ・ボンダレンコ（ウクライナ） ○-× Ｏ・ゴヴォルツォバ（ベラルーシ）, 6-4, 6-3
今大会の優勝賞金は３５万ドル。
（2009年2月17日10時25分）
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