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(オーストラリア、メルボルン)
2008年のシーズンが終わり、現役を引退するのかと噂されていたL・ダベンポート(アメリカ)が、2009年1月19日から始まるシーズン最初のグランドスラムである、全豪オープンに正式にエントリーをした。
32歳のダベンポートは、2007年に第1子を出産したあと9月のバリで復帰第1戦を行い見事優勝。その後もシーズン最後の大会であるケベックでも優勝を飾り産休明けとは思えないプレーで現役続行をアピールした。
今季の初戦のアデレードでも優勝するなど、2008年はフルにツアーへ参加するかと思われた。その後3月には復帰後4度目となる優勝をメンフィスで達成したが、4月までのアメリカ・シリーズ以降は、積極的には大会へ出場していなかった。
その後は、ウィンブルドンで2回戦敗退と全米オープンの3回戦敗退の2大会にしか出場しておらず、長年苦しめられていた右膝の怪我を理由に、ほとんどの大会を欠場していたため、今季限りでの引退説も流れていた。
しかしこの全豪へのエントリーでその噂は払拭され、大会オーガナイザーも「彼女の出場に大変興奮している。彼女は世界有数の選手だし、テニスと言うスポーツの振興大使でもある。」と、出場を大いに喜んでいる。
これで現在のランキングで、男子も女子もトップ100にいる選手全員の出場が決まった。もちろん、昨年度覇者であるN・ジョコビッチ(セルビア)とM・シャラポワ(ロシア)もそのリストに含まれている。
ダベンポートはこれまで、3度のグランドスラム優勝を経験しているが、その1つがこの全豪オープンで、2000年にM・ヒンギス(スイス)を下して優勝している。その他の2つは、1998年の地元の全米オープンで、これもヒンギスを下しての優勝。残る1つは1999年のウィンブルドンで、S・グラフ(ドイツ)を破って優勝している。
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