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ATPが主催する男子テニスのシニアツアーの最終戦、ブラックロック・マスターズ・テニス(ロンドン/ロイヤル・アルバート・ホール)は3日、イブニング・セッションでP・サンプラス(アメリカ)とJ・マッケンロー(アメリカ)が対戦を行ない、サンプラスがマッケンローを6-3, 6-4で下し、今大会を白星スタートで飾った。
サンプラスとマッケンローは、現役時代に3度の対戦があり、そのいずれもサンプラスが勝利している。しかし、サンプラスはこの日のマッケンローのプレーは、過去最高のクオリティーとの感想を述べたものの、ウィンブルドンを7度制したチャンピオンを倒すには至らなかった。
この日の第1ゲームで、マッケンローは0-40といきなりサンプラスのサーブをブレークするチャンスがあったものの、それを活かすことができず、結局これが最初で最後のチャンスとなってしまった。
試合は両者ともに得意とするサーブ&ボレーの競演となり、満員の観衆はその美技に酔いしれた。
試合後にサンプラスは「ここでプレーした事のある何人かに聞いていた通り、このホールの観衆はとても素晴らしく、このアリーナは驚くべきものだった。引退してから6年も経つのに、こんな素晴らしい観客の前でプレーできるなんて、とても名誉なことだ。今日は良いテニスの夜だった。」とコメントした。
また、マッケンローより12歳若い、37歳のサンプラスは「49歳でサーブ&ボレーが出来て、あのタッチと動きは信じられない。49歳は決してテニスをするには若くないし、彼があのコンディションを維持していることはもっと賞賛されるべきだ。彼は沢山のオフコート・トレーニングを行なっていて、その賜物なんだ。本当に感銘を受けたよ。」と、今大会最年長のプレイヤーへの賛辞を惜しまなかった。
一方のマッケンローは「今年で12年目になり、沢山の試合をしてきたが、今夜より良いプレーをした日は思い出せない。今夜は少しツキがなかった。ピート(サンプラス)との初戦は、何匹もの狼を目の前に解き放たれたようだった。負けはしたけれど、良い試合だった。」と語った。
6年振りとなるロンドンでの試合に勝利したサンプラスは、木曜日は試合が予定されておらず、休日を利用して、2002年にG・バストル(スイス)に敗れて以来、足を踏み入れていなかったウィンブルドンを訪れる模様。
またこの日は他に、シングルス2試合も行なわれ、G・ルゼッドスキ(英国)がS・エドバーグ(スウェーデン)を7-6 (9-7), 5-7, [10-6]で、C・ピオリーヌ(フランス)がJ・ベイツを6-3, 6-4で下している。
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