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女子テニスツアーの広州国際女子オープン（広州/中国、賞金総額１７万５,０００ドル、ティア３、ハード）は金曜日に準々決勝を行い、第３シードの鄭潔（中国）がＴ・パスゼック（オーストリア）に6-2, 6-1のスコアで完勝し、準決勝に駒を進めた。

地元観客の応援を背に、２５歳の鄭は、今大会で２００６年８月以来のツアー優勝を狙う。今週の鄭は、これまで戦った３試合で失セット０、合計８ゲームしか落としておらず、好調を維持している。

鄭は、左足首の怪我で昨シーズン後半の７カ月を棒に振りながらも、今季はウィンブルドンで中国人選手として初の４強入りを果たし、完全復調をアピール。ランキングも一時は１３３位まで下降したが、この３カ月ほどで３３位までランクアップさせている。

鄭の準決勝の対戦相手は、世界ランク９位で第１シードの強豪Ｖ・ズヴォナレーワ（ロシア）。ズヴォナレーワは準々決勝でＫ・ナップ（イタリア）を6-1, 6-0と圧倒し、相手を寄せ付けなかった。試合時間はわずか５６分だった。

ズヴォナレーワは今大会で今季５度目の決勝進出を狙う。今季４度の決勝進出のうち３度は準優勝に終わっているが、プラハの大会では見事優勝を飾っている。

ドローの他の山では、第４シードのＳ・ポン（中国）がノーシードのＪ・クレイバス（アメリカ）を6-4, 6-1で下し、ベスト４入り。２２歳のポンは準決勝でノーシードのＣ・パン（フランス）と対戦する。パンは準々決勝で予選勝者のＡ・ルスを6-3, 6-3のストレートで退けた。

今大会の優勝賞金は２万８０００ドル。