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全仏オープンが25日、フランス、パリ郊外のローランギャロスで開幕し、第1日にシングルス1回戦を実施。過去3勝を誇るG・クエルテン(ブラジル)が最後の全仏に臨んだが、地元勢の第18シード、P・H・マチュー(フランス)が6-3, 6-4, 6-2で勝ち、元覇者の戦いに終止符を打った。
元世界ランク1位のクエルテンは、今大会にはお別れツアーとしてワイルドカードを得て出場。現在31歳のクエルテンは、このところ臀部の故障でツアーから離れており、グランドスラム大会としては2005年のUSオープン以来の出場だった。この日は随所でパリのファンをプレーで沸かせたものの、ランク上のマチューには敵わなかった。
「この大会は、僕にとってまるで家のようだった。本当に大事なものだった。」と、涙をこらえつつ語ったクエルテンは、コートを去る際には大観衆のスタンディング・オベーションによって見送られた。
クエルテンはシングルスでは敗退したものの、ダブルスに地元勢のS・グロージャン(フランス)と組んで、主催者推薦枠で出場する予定となっている。
ブラジル出身のクエルテンは2000年12月4日に世界ランク1位を記録。全仏オープンでは3勝以上をおさめた7人のうちの1人となっており、1997年にS・ブルゲラ(スペイン)に勝って初優勝し、2000年はD・ノーマン(ベルギー)に、2001年にはA・コレッジャ(スペイン)にそれぞれ決勝で勝って2連覇を達成した。
また、ツアー大会ではシングルス20勝、ダブルス8勝をおさめ、2000年には年末最終戦のマスターズ・カップでも優勝した。
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