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R・フェデラー(スイス)の全豪オープン3年連続4度目の優勝、そして四大大会連続決勝進出の記録が途絶えた。阻んだのは大会第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)で、第1シードのフェデラーを7-5, 6-3, 7-6 (7-5)で退け、初の決勝進出を決めた。
全豪2連覇中だった王者フェデラーは、四大大会では10大会連続で決勝に進んでおり、これはJ・クロフォードの7大会連続を抜いて歴代1位だった。
連続15回目のグランドスラム準決勝を戦ったフェデラーは、この日の試合について、「今日の戦いかた、今日やろうとしたことは、僕に出来る全部だった。100パーセント出し切ったときには、パフォーマンスに満足するものさ。いつも自分の思い通りに行かないことは分かっている。何度も何度も勝ってきたけど、自分が勝つと思ってきたわけじゃない。」とコメント。
今大会で優勝すれば、P・サンプラス(アメリカ)が持つ四大大会14勝という記録に後1つに迫っていたフェデラーだが、過去5勝1敗と勝ち越していたジョコビッチになす術なく敗れた。第1セットでは先にサービスブレークを奪って、5-3でサービング・フォー・ザ・セットを迎えたが、ここからジョコビッチが4ゲームを連取して挽回。「あのサービスゲームで第1セットを取れなかったせいで、試合を落としたのかもしれない。時々あることさ。早い段階でのチャンスをものに出来なかったことに、後でツケを払うことになるのさ。」とフェデラーは話した。
第2セットではジョコビッチがますます安定感を増して、5-1と先行。フェデラーも2ゲームを返して食い下がるが、ジョコビッチが13本目のサービスエースで第2セットを締めくくった。第3セットではフェデラーがセットポイントを握ったものの、ジョコビッチが踏ん張ってタイブレークに持ち込んだ。ここで1セット返しておきたいフェデラーが先にミニブレークを奪って3-1とリードしたが、ジョコビッチが挽回し、最後は王者のフォアハンドがネットにかかって勝負がついた。
ジョコビッチはオープン化以降9人目の失セット0で決勝に勝ちあがった選手となった。一方のフェデラーは、ハードコートでの連勝が40で、全豪での連勝が19でストップした。両者が前回対戦したUSオープン決勝では、ジョコビッチがいい試合を見せたものの、フェデラーが7-6 (7-4), 7-6 (7-2), 6-4で勝っていた。
敗れたものの209週連続世界ランク1位の座を守ったフェデラーは、試合後の会見で、高いレベルでプレーし続けることで自分自身で怪物を作り出してしまったと話し、自分は人間だから勝ち続けることは出来ないと語った。「これまでもっとプレーをしてきたことは間違いない。でも、こういうことは起こる。ジョコビッチはコートカバーリングが良かったし、彼は僕のプレーをさせてくれなかった。今日の試合に満足しているわけじゃない。」
これで過去11大会フェデラーとR・ナダル(スペイン)で分け合ってきた四大大会タイトルが、久々に2人以外の選手の手に渡ることとなった。ジョコビッチはツアー8勝目、ノーシードから勝ち上がってきた世界ランク38位のJW・ツォンガ(フランス)は初優勝をかけて、決勝に臨む。ともに勝てばグランドスラム大会初制覇となる。
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