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アメリカでテニス修行に励む錦織圭(日本)が、今年17歳でプロデビューを果たし、ATPツアーでベスト8進出を果たすなど、早くもその非凡な才能を見せつけた。
島根県松江市出身の錦織は13歳でアメリカにテニス留学に渡り、現在はM・シャラポワ(ロシア)など世界のトップが集うフロリダ州にあるニック・ボロテリー・テニス・アカデミーで練習を積む日本期待の若手だ。
昨年は全仏オープンジュニアで、E・マサ(アルゼンチン)と組んだダブルスで優勝し、日本人男子としては史上初の四大大会ジュニア制覇を成し遂げた。そして、フューチャーズ大会で初優勝を果たすと、今年はジュニア大会からATPツアーにその活動の場を広げ、フューチャーズ大会とチャレンジャー大会で準優勝をおさめ、将来のトップ選手の卵が集まるルキシロン・カップでシングルス優勝を飾った。
その後、7月のロサンゼルスの大会でATPツアーデビューを飾り、続くインディアナポリスのRCA選手権では予選から勝ち上がって日本人男子最年少でベスト8に進出し、第3シードのD・ツルスノフ(ロシア)に敗れたものの、松岡修造(日本)以来のベスト4進出に後一歩と迫った。直後のワシントンの大会でも2回戦に進出し、9月には北京の大会でも予選を勝ち上がって本選に入った。
そして、10月のAIGジャパン・オープンでプロ転向を発表。プロ第1戦では、フルセットの末に格上のZ・フレイシュマン(アメリカ)に敗れたが、自身が武器だと語るフォアハンドショットで見せ場を作った。また、この大会期間中に、日本人としては、森田あゆみ(日本)以来2人目となるアディダス社とのグローバル契約を結んだ。
年末にかけてはチャレンジャー大会に出場し、来年はより本格的にATPツアーへの挑戦をしていくと思われる。女子に比べて元気がないといわれる男子の日本勢だが、錦織が若手の中心となって盛り上げていってほしいところだ。
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