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2007年テニス20大ニュース(12)◇復活したウィリアムズ姉妹

2007年は、S・ウィリアムズ(アメリカ)が全豪オープンで、V・ウィリアムズ(アメリカ)がウィンブルドンでそれぞれ優勝し、女子テニス界最強姉妹の復活の年となった。

ともに元世界ランキング1位。四大大会では2007年開幕の時点で姉のヴィーナスが5勝、妹のセリーナが7勝と、現役選手の中ではトップクラスの実績を持つ姉妹は、その圧倒的なテニスセンス、運動能力から常に頂点に君臨していてもおかしくないと言われる。しかし、その圧倒的な力を持ちつつも、テニス以外の仕事を優先させたり、怪我に苦しめられたりと、周囲からは「ウィリアムズ姉妹は終わった。」とささやかれるまでになっていた。

しかし、今年の彼女達は一味違った。

年初の大会ではベスト8に終わったセリーナだったが、全豪オープンでは「調整不足」との前評判を覆して、第1シードのM・シャラポワ(ロシア)を含む6人のシード選手を破って優勝。全豪では2年ぶり3度目、四大大会優勝では8度目の優勝となった。その後、マイアミでは世界ランク1位のJ・エナン(ベルギー)に逆転勝ちし、2勝目を獲得。その後、全仏オープン、ウィンブルドン、USオープンではエナンに阻まれてベスト8に終わったが、ランキングを7位まで上げ、年末最終戦にも出場した。

一方のヴィーナスは、全豪オープンを怪我で欠場するものの、今季初戦となった2月のメンフィスで見事優勝し、その後もティア1、ティア2大会で上位に進出。ウィンブルドンではシャラポワ、S・クズネツォワ(ロシア)A・イバノビッチ(セルビア)らトップ10選手を3人退けて決勝に進み、最後は予想外の快進撃を続けてきたM・バルトリ(フランス)を退けて、2年ぶり4度目の優勝を飾った。また、USオープンでもベスト4に進み、秋のアジア・ツアーでもソウルで優勝、東京で準優勝し、元女王の強さをいかんなく示した。

姉妹揃って四大大会を制するのは2005年以来で、そのときもセリーナが全豪オープンを、ヴィーナスがウィンブルドンを制していた。この活躍でトップ10に復帰した2人は最終戦出場の権利を手にしたが、ヴィーナスが体調不良で欠場し、セリーナは1試合戦ったのみで棄権するという残念な結果に終わった。

2008年の全豪オープンでは、5年ぶりの姉妹ペアでダブルスに出場するという。2人で獲得した4大大会タイトルは6個で、2000年にはシドニー五輪でも金メダルを獲得しており、万全の体調で臨めば台風の目になることは間違いない。来年はシーズン序盤からの単複での大暴れに期待したい。

(2007年12月14日15時45分)
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