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2007年5月13日。森上亜希子(日本)にとって忘れられない1日になったはずだ。この日森上はチェコで行われたプラハ・オープンでシングルス優勝を飾り、日本人女子としては史上6人目のWTAツアー優勝を果たした。
プロ転向9年目にしてツアータイトルを獲得した森上は、「バルトリが負傷していたのは知っていたけど、優勝できたのはうれしい。」と、試合前の練習で臀部を痛めていた対戦相手を気遣ったコメントをしたが、相当な自信を手にしたに違いない。2005年にはシンシナティで初のツアー決勝進出を決めていたが、このときはP・シュニーダー(スイス)に敗れて初優勝を逃しており、2度目の決勝進出で栄冠を掴んだ。
1980年1月12日、大阪府大阪市生まれ。フォア、バックともに両手打ちで、緩急のついたプレーを得意とするストローカーである森上は7歳でテニスを始め、高校からアメリカにテニス留学しその腕を磨いてきた。1995年にITFのサーキット大会で国際大会に初参戦し、2002年に初めてWTAツアー本選入りに成功。そして、2003年の全豪オープンで四大大会デビューを果たし、以降今年のUSオープンまで20大会連続でグランドスラム本選を戦っている。また、女子国別対抗戦のフェドカップでも2002年から日の丸を背負って戦っており、現在ではエースとして日本代表を牽引するまでに成長した。
この数年は怪我による無念の棄権なども経験したが、2006年には全仏オープン1回戦で第3シードのN・ペトロワ(ロシア)を破り、今年のウィンブルドン3回戦では元女王のV・ウィリアムズ(アメリカ)相手にフルセットの戦いを演じるなど、意外性、勝負強さも持ち合わせている。初優勝でステップアップを果たした27歳、森上亜希子の今後のますますの飛躍が楽しみだ。
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