HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
(ドイツ、シュトゥットガルト)
メルセデス・カップ(賞金総額88万8千ドル、クレー)は22日、シングルス決勝を行い、第2シードのR・ナダル(スペイン)がS・ワウリンカ(スイス)を6-4, 7-5のストレートで下し、今季6度目のツアー優勝を果たした。
優勝賞金18万4,089ドルを獲得したナダルはツアー通算23勝目。2005年以降クレーの試合を93勝目1敗とし、17回目の優勝を決めたナダルは、今季のクレー大会では6度決勝に進んでおり、5勝目を挙げた。その1敗は5月のハンブルグの大会で世界1位のR・フェデラー(スイス)に敗れたものとなっている。
ナダルは「今日は自分のテニス人生の中でもよくない試合の1つだった。ミスも多かったしね。対戦相手が攻撃的にプレーしてきたこともあったけど。」と試合を振り返った。
決勝でサービスに苦しんだナダルは、両セットともに第4ゲームでブレークされ、2セットともに1-3とリードされての逆転勝利で、第2セットでは1-5と劣勢に追い込まれてからの挽回だった。
22歳のワウリンカは今季初で、ツアー通算3度目の決勝進出だった。ワウリンカは膝の手術で今年前半で3ヶ月を棒に振っており、今大会前の段階で3勝しかしていなかった。ワウリンカは「世界で最強の選手の1人に対していい試合ができたと思う。第1セットでも先にブレークし、第2セットも5-2だった。でもクレー王者の相手が一枚上手だった。」と話した。
ワウリンカは1回戦で第5シードのJ・カナスが棄権するという幸運があり、また土曜日の準決勝では第7シードのJ・I・チェラ(アルゼンチン)を下しての決勝進出だったが、ナダルにはあと一歩及ばなかった。
これでクレーシーズンは終了し、ナダルがハードコート大会でどこまで勝ち進むかに注目が集まる。ナダルは昨年ベスト8で終わったUSオープンに向けて、「次の出場予定の大会はモントリオール、シンシナティで、そしてUSオープン入りする。」と話している。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.