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（フランス、ストラスブール）

ストラスブール国際（賞金総額１７万５千ドル、ティア３、クレー）は２３日、２回戦を行い、第１シードのＡ・モレスモ（フランス）がＶ・レプシェンコ（ウズベキスタン）を6-4, 6-1のストレートで下し、準々決勝へ駒を進めた。日本期待の中村藍子（日本）はＭ・カメリン（イタリア）に3-6, 2-6で敗れた。

モレスモは今春、虫垂炎のためツアーから離れており、復帰後も４試合で１勝しかできていない。この日もサーブに苦しみ、ファーストサーブの確率はわずか５０％と冴えなかったが、９回握られたブレイクポイントを８回しのぐ粘り強さを見せ、２１歳のレプシェンコから勝利を奪った。モレスモは準々決勝で、Ｌ・オスターロウ（アメリカ）を6-1, 6-0で退けた第９シードのＥ・ロワ（フランス）と同胞対決を行う。モレスモとロワは全豪オープンで２度対戦しており、いずれもモレスモがストレートで勝利している。

昨年２度の四大大会優勝を飾ったモレスモだが、母国の期待を背に１２年連続で出場している全仏オープンでは未だ準々決勝の壁を越えられずにおり、昨年はトップシードながら４回戦でＮ・バイディソバ（チェコ共和国）に敗れた。

全仏オープン３年連続本選出場を決めている中村藍子は、この日はサービスゲームで苦しみ、６度のブレイクを許して、Ｍ・カメリンに屈した。

その他のシード勢では、第２シードのＪ・ヤンコビッチ（セルビア）は、Ｔ・タナスガーン（タイ）を6-3, 7-5で退けた。ヤンコビッチは今季好調で、クレーではチャールストンとローマの２大会で優勝し、全仏オープンでも優勝候補に名を連ねている。

第５シードのＭ・バルトリ（フランス）はＴ・マレック（ドイツ）を6-3, 6-3で破り、Ｅ・ヴェスニナ（ロシア）と準々決勝で対戦する。ヴェスニナはＣ・マエスを6-1, 6-4で倒しての勝ち上がり。また、第４シードのＮ・リー（中国）もＶ・ドゥシェヴィナ（ロシア）を6-2, 6-3と危なげなく下して準々決勝進出を決め、ベスト４入りをかけてＡ・モリック（オーストラリア）を6-2, 6-4で破ったＡ・メディーナ=ガリゲス（スペイン）と顔を合わせる。

今大会の優勝賞金は２万５千８６５ドル。