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(アメリカ、テネシー州メンフィス)
リージョンズ・モーガン・キーガン選手権(賞金総額75万7千ドル)は日曜日に決勝を行い、第2シードのT・ハース(ドイツ)が第1シードのA・ロディック(アメリカ)を6-3, 6-2のスコアで圧倒し、1999年、2006年に続く同大会3度目のタイトルと優勝賞金15万6,550ドルを獲得した。
ハースは30本のウィナーを放ち、エースも8本を記録。また自分のサービスゲームでは1本のブレークポイントも与えず、一方ロディックのゲームでは、8本のブレークポイントのうち5本をものにして、わずか61分でトロフィーを手にした。
記者会見でハースは「今大会とはなぜか相性がいいんだ。」と語った。続けて、「すべてが自分の思い通りに運ぶようだった。サーブも好調だったしね。アンディ(ロディック)と対戦するときは試合の方向性が読めない。彼のサーブの調子次第では全く成す術がない試合もあるからね。今日は僕のサーブの調子が非常によく、しっかりサービスゲームをキープできた。またベースラインからの打ち合いでも粘り強く応戦して、適切なときに適切なショットを打つことができた。アンディは試合開始当初に第1サーブが入らなくて苦労していたから僕はそのチャンスを生かしたんだ。それが試合の鍵だったと思う。」とコメントした。
一方、敗れたロディックは昨年の全米オープン以来の決勝進出で、昨年8月のシンシナティでのマスターズ大会以来の優勝を狙ったが、あと一歩及ばなかった。ロディックは「彼(ハース)のプレイはすばらしかった。僕は試合開始当初に雑なプレーをしてしまい、墓穴を掘ってしまった。それでハースは勢いに乗った。第1セットで2-2、3-3、4-4となっていれば違った展開になったと思うけど、早い時点で彼にブレークを許してしまったからそれが問題だった。でも決勝まで進むことができたからいい1週間だったよ。決勝戦は一方的過ぎたからちょっとがっかりしているけどね。」と話した。これでロディックのハースとの成績は3勝6敗となった。
この大会で第1、2シードが決勝に進んだのは1987年以来のことで、そのときはS・エドバーグ(スウェーデン)がコナーズを下して優勝している。奇しくもコナーズは現在ロディックのコーチを務めており、ロディックは師の雪辱を果たしたいところだったが、その夢は叶わなかった。今大会で3回以上優勝を飾っているのはハースとJ・コナーズ(アメリカ)だけとなった。
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