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（フランス、パリ）

フランス・ガス・オープン（賞金総額６０万ドル、ティア２）は、木曜日に第２シードで前年度覇者のＡ・モレスモ（フランス）が２回戦を行い、同胞のＮ・デシー（フランス）を6-3, 6-2で危なげなく退け準々決勝へ駒を進めた。

パリ郊外のサン・ジェルマン・アン・レー出身で２７歳のモレスモは、２００１年に続き昨年も今大会でタイトルを獲得しており、地元ファンからも２連覇への期待がかかっている。現在世界ランキング３位の彼女は、昨年は今大会を含む４度のツアー優勝を上げたが、先の全豪オープンでは、ノーシードのＬ・サファロバ（チェコ共和国）にまさかの４回戦敗退を喫していた。それ以来の初試合となったこの日は、モレスモ本来のプレーを取り戻して、３本のサービスエースと４度のブレイクを奪い、試合時間８２分の圧勝で８強入りした。モレスモら上位４シードは１回戦が免除で２回戦からの登場となっている。

全豪オープンでベスト４の活躍を見せた１７歳のＮ・バイディソバ（チェコ共和国）も、この日２回戦を行ったが好調サファロバに4-6, 2-6で敗れ、その勢いを止められてしまった。先週の日曜日に２０歳になったばかりのサファロバは、９本のサービスエースを放ち３度のブレイクを決めて、試合時間７２分のストレート勝ちを収めた。金曜日には第３シードのＳ・クズネツォワ（ロシア）と準々決勝を行う。

モレスモはＡ・チャクエタゼ（ロシア）とベスト４進出を掛けて戦う。１９歳のチャクエタゼはこの日、Ａ・メディーナ=ガリゲス（スペイン）を4-6, 6-4, 6-4で倒してベスト８入りを果たした。ランキング１３位のチャクエタゼは、シーズン開幕戦のホバートで優勝し、全豪でもベスト８進出する活躍をみせており、この勝利で今季の成績を１１勝１敗とした。

その他の試合では、第４シードのＮ・ペトロワ（ロシア）もＭ・ミュラー（ドイツ）を6-1, 6-2と寄せ付けず８強に顔を並べた。金曜日の準々決勝では第７シードで同胞のＤ・サフィーナ（ロシア）と対戦する。Ｔ・ゴロバン（フランス）も6-4, 6-4でＥ・ビュチコワ（ロシア）を下し、トップシードのＪ・エナン（ベルギー）の胸を借りる。