- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も！

（フランス、パリ）

ＡＴＰツアー最終戦への残り３枠をかけてトップ選手の戦いが激化しているＢＮＰパリバ・マスターズ（賞金総額２６５万４千ドル）は、木曜日の３回戦にＪ・ブレーク（アメリカ）が登場したがＴ・ハース（ドイツ）に敗れ、同最終戦出場権獲得を決定することはできなかった。

今大会第７シードのブレークは第１０シードのハースに4-6, 2-6とストレート負けを喫し、ベスト８入りを逃した。
この時点で、最終戦出場権獲得の次点にいたＤ・ナルバンディアン（アルゼンチン）（今週は欠場）が６番目の切符を手に入れた。
続いて、同じく最終戦出場を狙っていた第６シードのＴ・ロブレド（スペイン）がＰ・Ｈ・マチュー（フランス）を6-4, 7-6(7-1)で倒し、それをもって７番目の切符を獲得した。
「今年の初めは年２回の優勝とトップ１０入りが目標だった。でも実際そうなってみると、新たに年末のベスト８になって最終戦に出たいと思うようになったんだ。そしてそれが叶った。」とロブレドは初の最終戦出場を喜んだ。「もちろん、今大会だって優勝を狙うよ。」と、最高の形で一年の総仕上げを目指す。準々決勝ではＪ・ニエミネン（フィンランド）と対戦する。

この結果、残る出場枠は１つだけとなり、ブレークがそれを手中にできるか否かは、今大会まだ勝ち残っているＭ・アンチッチ（クロアチア）とハースの結果次第となった。
この日Ｊ・ベネトー（フランス）を6-3, 6-1で倒して８強入りしたアンチッチは、金曜日の準々決勝でＮ・ダビデンコ（ロシア）に勝ち、ベスト４入りすれば最終戦出場ができる。またハースが出場権を得るには、今大会で優勝しなくてはならない。このいずれかがなければ、ブレークが８番目の出場切符を得ることになる。

ハースは準々決勝では、今大会３度の優勝を誇るＭ・サフィン（ロシア）と対戦する。サフィンはこの日の３回戦で、相手のＲ・ガスケ（フランス）が右ももの負傷により棄権したため不戦勝で８強入りを決めた。

アメリカ勢で唯一残っていたＲ・ジネプリ（アメリカ）は、ディフェンディング・チャンピオンのＴ・ベルディフ（チェコ共和国）に3-6, 3-6で敗れ、姿を消すことになった。勝ったベルディフは、Ａ・マレー（英国）を7-6 (8-6), 6-0で下して８強入りしたＤ・フルバティ（スロバキア）と準々決勝で対戦する。