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決勝はフェレーロ対ロディックの元王者対決に

(アメリカ、オハイオ州シンシナティ)

シンシナティ・マスターズ(ウェスタン&サザン・ファイナンシャル・グループ・マスターズ、賞金総額245万ドル)は土曜日準決勝が行われ、J・C・フェレーロ(スペイン)T・ロブレド(スペイン)を6-3, 6-4のストレートで下し、見事決勝進出を決めた。フェレーロは今大会絶好調で、新旧全仏チャンピオン対決となった金曜日の準々決勝では、第2シードのR・ナダル(スペイン)を7-6 (7-2), 7-6 (7-3)で下していた。

これでロブレドとの対戦成績を2勝2敗に戻したフェレーロは、昨年10月のウィーンの大会以来の決勝進出。フェレーロはATPツアー11勝を挙げているが、2003年のマドリード大会以来優勝から見放されている。この日のフェレーロは、サービスが絶好調で、「勝てる自信はあったけれど、ストレートで勝てるとは思わなかった。予想より少しだけ楽な試合になったね。今日は攻撃的に行けたしミスも少なかった。それにサーブからポイントをしっかり取れたことが勝因かな。」とコメント。26歳のフェレーロは、日曜日に行われる決勝で、第9シードのA・ロディック(アメリカ)と対戦する。

昨年今大会準優勝のロディックは、この日F・ゴンザレスと戦い、試合時間1時間6分、6-3, 6-3のストレートで勝利し、ゴンサレスとの対戦成績を6勝2敗とした。ロディックは持ち前のサーブ力と伸びのあるストロークでゴンサレスの強打を封じ込めると、チャンスと見るとすかさずネット際に詰めるなど、効率の良い攻めで勝負を決めた。

ロディックは今季まだタイトルを獲得しておらず、決勝進出も今大会が2度目。準々決勝では、R・フェデラー(スイス)から金星を奪ったA・マレー(英国)との『アンディ対決』を制しており、コーチに付いたJ・コナーズ(アメリカ)効果が如実に表れているように見える。

(2006年8月20日11時01分)
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