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(カタール、ドーハ)
カタール・トタル・オープン(賞金総額60万ドル、ティア2)に4度目の出場で2003年、2004年に次ぐ3度目の優勝を狙っていた第4シードのA・ミスキナ(ロシア)は、杉山 愛にその行く手を阻まれて大会を後にした。
水曜日の2回戦で杉山は、今季これまでの不調を感じさせないキレのある動きで、ミスキナとの7-6(7-2), 6-7(6-8), 6-4の接戦を制して、今季初となる準々決勝進出を決めた。「今季初めての勝利を昨日上げられたことで、かなりの自信がついた。今日は自分自身と自分のリズムにだけ集中して、対戦相手のことはほとんど考えずに試合に臨んだ。きっとそれが好結果をのこせた要因だったと思う。」と、今大会前は今季0勝5敗と精彩を欠いていた杉山は、この日のうれしい勝利について語っていた。杉山はベスト4入りを掛けてJ・シュルフ(ドイツ)と対戦する。シュルフは火曜日にすでに8強入りを決めていた。
トップシードのA・モレスモ(フランス)はM・バルトリ(フランス)を6-0, 6-2と寄せ付けずベスト8へ駒を進めた。「今日はコート上でかなり気分が良かったわ。良い感じでボールが打てたし、今日のプレーにも満足しているわ。安定した試合展開を送れたと思う。」と、会心の勝利に言うことがないようだった。今季これまで出場した5大会中3大会で優勝を上げるなど好調のモレスモは、全豪オープンでは自身初となるグランドスラムのタイトルを獲得していた。今大会優勝するとK・クレイステルス(ベルギー)に代わって世界ランキング1位の座に帰り咲くこととなる。準々決勝では、M・ベント=カブチ(ベネズエラ)を6-2, 6-3で退けたR・ビンチ(イタリア)と顔を合わせる。
第2シードのN・ペトロワ(ロシア)も、予選上がりのE・ダニリドー(ギリシア)を6-1, 6-2で破る圧勝で8強入りを決めた。中近東でのツアーには今年から初参戦のペトロワは、先週行われたドーハの大会では1回戦でM・キリレンコ(ロシア)に屈していた。そのキリレンコは、この日第6シードのS・クズネツォワ(ロシア)と対戦し、4-6, 6-7(4-7)で敗れている。
その他のシード勢は白星が上げられなかった。第3シードのF・スキアボーネ(イタリア)は主催者推薦で出場のM・ヒンギス(スイス)に1-6, 2-6とあっさり敗れ、第5シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)もN・リー(中国)に6-4, 6-7(5-7), 1-6の逆転で敗れていた。ヒンギスはクズネツォワと、リーはペトロワとベスト4を掛けて戦う。
ヒンギスは、「今日はかなり良いプレーができたわ。賢いプレーができたし、試合を通じて集中力も失うことがなかった。第1ゲームのサービスをキープできたのは大きな鍵だったと思う。」と、わずか55分でスキアボーネを退ける完勝に、自身も喜びが隠せないようだった。
今大会の優勝賞金は9万5千500ドル。
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