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(カタール、ドーハ)
カタール・トタル・オープン(賞金総額60万ドル、ティア2)にトップシードで出場のA・モレスモ(フランス)は、グランドスラム初制覇となった全豪オープン優勝を含め、今季5大会に出場し3大会で優勝を上げる好調ぶりで、今大会に臨む。もし今週の大会で優勝すれば世界ランキングでも現在の2位から、K・クレイステルス(ベルギー)を抜いて1位復帰が実現する。
トップ20の選手のうち7選手が出場する今大会、第2シードはN・ペトロワ(ロシア)となっているが、先週のドバイでは1回戦で同胞のM・キリレンコ(ロシア)に苦敗を味わっていた。
2001年の覇者であるM・ヒンギス(スイス)も参戦しており、初戦ではM・ワシントン(アメリカ)を6-1, 6-2の圧勝で下した。主催者推薦枠のヒンギスは2回戦で、第3シードのF・スキアボーネ(イタリア)と対戦する。そのスキアボーネは現在ランキング11位で、ツアー初優勝を掛けると共に、イタリア人として初のトップ10入りも狙っている。今年のシドニーでの準優勝を含め、これまでに6回の準優勝が最高成績となっている。
続く第4シードは2003年のチャンピオンであるA・ミスキナ(ロシア)。彼女までの上位4シードが1回戦免除となっている。
その他の1回戦の結果は、J・シュルフ(ドイツ)が第8シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア・モンテネグロ)を6-2, 7-5で、A・ボンダレンコ(ウクライナ)がV・ドゥシェヴィナ(ロシア)を7-6(7-1), 6-1でそれぞれ下し、この両者が2回戦で顔を合わせる。また、R・ビンチ(イタリア)が第7シードのE・リホフツェーワ(ロシア)を6-4, 6-4で倒す殊勲をあげ、N・リー(中国)もV・ズヴォナレーワ(ロシア)を同じスコアで破っており、ロシア勢が揃って倒れる結果となった。
今大会の優勝賞金は9万5千500ドルである。
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