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6日、WTAは最新女子世界ランキングを発表し、東レPPO準優勝を果たした元女王M・ヒンギス(スイス)が117位から一気に48位まで順位を急上昇させた。
衝撃の引退から3年、沈黙を破り今シーズンからツアー復帰を果たしたヒンギスは、先月行われた全豪オープンで準々決勝進出を果たし(K・クレイステルス(ベルギー)に惜敗)、東レでは準決勝でM・シャラポワ(ロシア)に圧勝するなど世界中を驚かせてみせた。東レPPO優勝を果たしたE・デメンティエワ(ロシア)をして「世界一の選手」と言わしめるほどそのクレバーなテニスは今も健在だ。この分でいけば、ランキング上昇率新記録を作るのはほぼ確実な勢いだ。
順調な復活ロードを走るヒンギスの次の目標は、唯一グランドスラム大会で優勝を果たしていない全仏オープン制覇だろう。ベルギー勢やロシア勢に加え、ダベンポートやモレスモなどベテランがひしめき合い戦国時代の様相を呈している今日の女子テニスだが、ヒンギスが台風の目になることは間違いない。
ヒンギスのランキング急上昇とは対照的に、日本選手は振るわなかった。最高は杉山 愛(日本)の27位(前週26位)。森上 亜希子(日本)は49位、浅越 しのぶ(日本)は55位、中村 藍子(日本)は68位だった。また、1位はクレイステルスで変わらず。東レPPO優勝のデメンティエワは前週から順位を1つ上げ8位となった。