車いすテニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で女子シングルス初優勝を飾り、生涯ゴールデンスラム(四大大会とパラリンピック全制覇)を達成した世界ランク1位の上地結衣が17日、日本記者クラブの会見に出席した。
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日本記者クラブの会見にテニス選手が出席するのは、2014年に全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で準優勝を飾った元世界ランク4位の錦織圭以来、2人目となった。
上地は今回の優勝で、車いすテニスでは女子2人目、日本人女子では史上初となる生涯ゴールデンスラムを達成。男子では国枝慎吾と小田凱人が同記録を達成している。また、今大会はジュ・ジェンジェン(中国)との女子ダブルスでも優勝し、2冠を成し遂げた。
この日の会見で上地はまず関係者への感謝を述べた後、悲願だったウィンブルドン優勝について「芝は車いすテニスで1番苦戦するサーフェスだと思っています」と切り出し、「過去10年間は技術的だけではなく、精神的にも早い段階で攻撃に転じることができませんでした」と苦戦を振り返った。一方で、ラケットや車いすのセッティング変更、プレースタイルの変化など試行錯誤を重ね、「支えてくださるたくさんの方々と一緒にプランを練りながら準備した結果が、今大会のパフォーマンスにつながったと思っています」と勝因を語った。
また、「ウィンブルドンは自分自身が1番苦戦し、1番最後まで取ることのできなかったタイトルです。今はやっと取れた安堵感があります」と率直な心境を明かした一方、「終わったというより、本当に次に向けての再スタートという考えの方が頭の中にあります」と語り、すでに次なる挑戦を見据えた。
さらに、ウィンブルドンへの思いについて問われると、「取らずには自分の競技人生を終われないと思っていました」と胸の内を吐露。しかし、大会期間中は「結果的に取れるか取れないかは最終的にはあまり気にならなくて、自分がどういったプレーをしたいのか、何を表現したいのかが結果以上に大事だと感じる場面が本当にたくさんありました」と振り返り、「ウィンブルドンは自分の競技人生の中で必要不可欠なもの」と、長年追い求め続けたタイトルへの特別な思いを語った。
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