生涯ゴールデンスラム達成の上地結衣「打って打って打って」で悲願成就

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国枝氏から花束をプレゼントされる上地
画像提供:tennis365.net

7月15日、有明テニスの森公園(東京都江東区)が車いすテニス競技のナショナルトレーニングセンター(NTC)競技別強化拠点施設に指定されたことを受け、日本車いすテニス協会(JWTA)が記者会見を実施。会見に参加した上地結衣国枝慎吾氏が記者会見に応じた。

先のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を制し生涯ゴールデンスラム(四大大会とパラリンピック全制覇)を達成した上地は「まだまだ実感が湧かない。皆さんからのメッセージを見て、徐々に実感が出てくるのかなと思う」と笑顔を見せた。

最後のピースとなったウィンブルドンの芝コートには、強い苦手意識があったという。

「自分はしっかり(形を)作りたいタイプだが、準決勝や決勝はそれを横に置き、とにかく『打って打って打って』というところに専念した」

克服の鍵はプレースタイルの意識改革にあり、技術面だけでなく攻撃を貫く強い気持ちを持てたと振り返る。

その偉業を陰で支えたのが、日本車いすテニス協会外部アドバイザーの国枝氏や日本代表チームの存在。国枝氏は上地の戦いぶりについて「決勝でのパフォーマンスは想像の何倍も上を行っていた。『芝が苦手なんてもう言わせないぞ』というプレーだった」と絶賛。「後ろを振り返ると同じチームの方たちが座ってくれていて、自分を信じて声を出してくださっていたことが、最後まで戦い切れた一番の要因」と、上地もチーム一丸での勝利を強調した。

世界の頂点を極めた女王の視線は、すでに次世代へ向いている。

「20年以上競技を続けてきて、終わりまでの時間のほうが短い。日本の将来に向けてしっかりと恩返しをし、次につながるバトンタッチができる土台作りをしたい」

有明テニスの森公園に新設された強化拠点も積極的に活用し、新しい選手たちが出てきた際には自分自身も一緒にコートに立ってサポートしていきたいと、後進の育成に力を注ぐ構えだ。

なお、国枝氏は今年の木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2026(日本/東京、ハード)で、車いすテニス種目の実施が見送りになったことについても触れ、「フランスで行われる大会とのバッティング。ITF(ワールドテニス)との調整もうまくいかず、本当に残念」と語った。


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(2026年7月15日18時30分)
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