野口莉央 惜敗で全豪OP出場権逃す

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野口莉央(横浜慶應CH)
画像提供:tennis365.net

男子テニスの全豪オープン アジアパンパシフィック ワイルドカードプレーオフ(中国/成都、ハード)は11月30日にシングルス決勝が行われ、第2シードの野口莉央は第4シードのK・サムレジ(タイ)に4-6, 6-4, 1-6のフルセットで敗れ準優勝となり、来年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)本戦出場権獲得とはならなかった。

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この大会は、アジア太平洋地域の選手たちが出場する大会で、優勝者には全豪オープンの本戦ワイルドカード(主催者推薦)が与えられる。若手選手や世界ランキングの低い選手にとってはグランドスラムの本戦に挑戦するための貴重なチャンスとなる。

25歳で世界ランク302位の野口は1回戦で同1091位のチョン・ヒョン(韓国)、準々決勝で第7シードのG・ロマキン(カザフスタン)、準決勝で同841位のジャン・ティエンフイ(中国)を下し決勝に駒を進めた。

世界ランク413位のサムレジとの顔合わせとなった決勝戦、第1セットを落とした野口は第2セットも先にブレークを許す苦しい展開に。それでもそこから挽回し1セットオールに追いついた。しかし、ファイナルセットでは息を吹き返したサムレジに押し切られ、1時間48分で力尽きた。

野口は四大大会本戦初出場まであと一歩のところまで迫ったが、悔しい敗戦となった。

なお、29日に行われたダブルス決勝では渡邉聖太/ 柚木武ペアが第1シードのJ・ネドゥチェジャン(インド)/ V・プラシャーント(インド)ペアを2-6, 6-2, [10-2]の逆転で破り優勝し、全豪オープンのダブルス本戦出場を決めている。


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