男子テニスの成都オープン（中国/成都、ハード、ATP250）は２４日、シングルス決勝が行われ、世界ランク６７位のシャン・ジュンチェン（中国）が第１シードのＬ・ムセッティ（イタリア）を7-6 (7-4), 6-1のストレートで破りツアー大会で初優勝を飾った。
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１９歳で中国期待の若手選手であるシャンは今大会、１回戦でワイルドカード（主催者推薦）で出場した元世界ランク４位の錦織圭を下し初戦を突破。その後は第８シードのＲ・サフィウリンや第２シードのＡ・ブブリク（カザフスタン）らシード選手を破るなどし、ツアー大会初の決勝に駒を進めた。
第１シードのムセッティとの顔を合わせとなった決勝戦の第１セット、シャンは両者１度ずつブレークを奪い合い突入したタイブレークを制し先行する。
これで勢いに乗ったシャンは第２セット、ファーストサービス時に７３パーセントの確率でポイントを獲得し相手にブレークを与えず、リターンゲームでは２度のブレークに成功。１時間３９分でツアー大会初制覇を成し遂げた。
中国人の男子選手がツアー大会のシングルスで優勝を飾るのは昨年２月のダラス・オープン（アメリカ/ダラス、室内ハード、ATP250）で優勝を果たしたウー・イービン（中国）以来、史上２人目の快挙となった。中国の大会での優勝はシャンが初となった。
さらにシャンは２００５年以降に生まれた選手として初めてツアータイトルを獲得した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトに試合後のシャンのコメントを掲載している。
「僕にとって本当に特別なことだ。母国で勝てたんだ。今週は厳しい試合が続いた。本当にいいテニスができたし、冷静さを保てた。成都では全体的に本当に幸せだった」
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