坂本怜「人生で一番緊張した」

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坂本怜
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25日に開幕する男子テニスの木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2024(日本/東京、ハード、ATP500)は23日にシングルス予選1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した18歳の坂本怜は予選第8シードのL・ナルディ(イタリア)に3-6, 1-6のストレートで敗れ予選敗退となった。坂本は試合後「人生で一番緊張しました」と語った。

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坂本は今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)ジュニアのシングルス部門で優勝し、ジュニア世界ランク1位も記録。今月18日にはプロへの転向を表明し、今大会がプロとして初の試合となった。

世界ランク88位のナルディとの顔合わせとなったこの試合、坂本は15本のアンフォーストエラーを記録。サービス時のポイント獲得率は55パーセントに留まり、相手に4度のブレークを許してストレート負けを喫した。

坂本は試合後の会見で緊張していたと明かした。

「まず今回緊張して何もプレーできなかったんですけど、こういう機会、こういう場面を経験させてもらえた人に感謝しかありません」

「こういう大きい舞台でプレーするのは初めてで、人生で一番緊張しました。これまで緊張した場面というのは何回もあったと思ってたんですけど、相手のレベルも違って、自分の120%を出しても届かないっていう相手だったので、そういう相手とこういう場面でやれて、ものすごくありがたい経験をさせてもらいました」

「試合は完全に相手のペースでずっと進んでて、本当に緊張しててずっと頭真っ白でした。いつももうちょっと自分のポイントをコントロールしている感があるんですけど、それを感じさせてくれなかったなという試合でした」

「もちろんフットワークもこれから成長しなきゃいけないし、メンタルの部分も成長しなきゃいけないんですけど、まずは相手のペースについていけるようなフットワークを鍛えたいです」

勝利したナルディは予選決勝で予選第2シードのB・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)と対戦する。ファン・デ・ザンスフルプは予選1回戦で世界ランク337位の綿貫陽介を下しての勝ち上がり。

なお、坂本は錦織圭とのペアでダブルスの本戦にワイルドカードで出場する。同ペアは1回戦でN・ラモンズ(アメリカ)/ J・ウィズロー(アメリカ)組と対戦する。

ダブルスに向けて坂本は「今回緊張したんですけどそれがもう少し和らぐと思うので、楽しんでプレーするというのと、錦織選手がいるので凄く頼もしいです。今回よりは2人ですし、頼れる選手が一緒に組んでくれるのでもう少しリラックスしてやりたいです」と話した。

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