大坂なおみ以来の珍記録

ゲッティイメージズ
勝利したルバキナ
画像提供:ゲッティイメージズ

女子テニスのポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、室内クレー、WTA500)は19日にシングルス準々決勝が行われ、第4シードのE・ルバキナ(カザフスタン)が世界ランク14位のJ・パオリーニ(イタリア)を6-3, 5-7, 6-3のフルセットで下し、ベスト4進出を果たした。この勝利によりルバキナは、ある珍しい記録を達成した。

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24歳で世界ランク4位のルバキナが同大会に出場するのは3年連続3度目。過去2度の出場はいずれも16強となっていた。

この日の準々決勝、ルバキナは第1セットで2度のブレークを果たし先行したものの、第2セットは逆にパオリーニに2度ブレークを許し1セットオールに追いつかれる。

迎えたファイナルセット、ルバキナは4本のサービスエースを決めるなどしファーストサービス時に67パーセントの確率でポイントを獲得。相手のブレークを1度に抑えると、リターンゲームでは3度のブレークに成功し、2時間8分の熱戦を制した。

女子テニス協会のWTAによると、この勝利によりルバキナは、2019年から2020年にかけての大坂なおみ以来、ファイナルセットに突入したフルセットの試合で10連勝という珍しい記録を達成した。なお、当時大坂は12連勝まで記録を伸ばした。

勝利したルバキナは準決勝で第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)と対戦する。シフィオンテクは準々決勝でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク303位のE・ラドゥカヌ(イギリス)を下しての勝ち上がり。

同日には第6シードのM・ボンドロウソワ(チェコ)と同27位のM・コスチュク(ウクライナ)が準決勝に駒を進めた。

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