テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は20日、男子シングルス2回戦が行われ、第7シードの錦織圭が世界ランク103位のA・クライチェック(アメリカ)との友人対決を6-3, 7-6 (7-5), 6-3のストレートで制し、6年連続の3回戦進出を決めた。
>>全豪オープン対戦表<<
両者は昨年のメンフィス・オープンで1度だけ対戦しており、その時も錦織が勝利していた。また錦織とクライチェックは10代の頃、一緒にアカデミーで生活をしていた友人である。
会場で2番目に大きいマーガレット・コート・アリーナで行われたこの試合、外は小雨が降っており、屋根が閉じられた状態で予定通りに開始された。
第1セットから主導権を握っていた錦織は、第4ゲームでブレークすると勢いに乗り、このセットを先取。
続く第2セットでも、高い集中力で正確なショットを繰り出し、第1ゲームからラブゲームでブレークに成功してクライチェックを圧倒。第10ゲームで錦織のダブルフォルトによりブレークバックを許しタイブレークに突入するも7-5で取る。その後、第3セットで一気に畳み掛け、危なげなく勝利を手にした。
3回戦では、第26シードのG・ガルシア=ロペス(スペイン)と予選勝ち上がりのD・ブランズ(ドイツ)の勝者と対戦する。
錦織がグランドスラムで初めて8強入りを果たしたのが、2012年の全豪オープン。その時は4回戦でJW・ツォンガ(フランス)をフルセットで下した。その後、2013・2014年はベスト16、2015年は2度目のベスト8進出を決めた。
今大会の1回戦では、世界ランク34位の難敵P・コールシュライバー(ドイツ)をストレートで破っての勝ち上がり。
シード勢が順当に勝ち進んだ場合、4回戦で第9シードのツォンガ、準々決勝では第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する可能性がある。
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