テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会11日目の24日、第2シードのM・シャラポワ(ロシア)が第6シードのN・リー(中国)に2-6, 2-6で敗れ、今大会2年連続の決勝進出とはならなかった。リーは、2年ぶり2度目の決勝進出を果たした。
シャラポワは、昨年の今大会で決勝進出を果たすも、V・アザレンカ(ベラルーシ)に敗れ準優勝に終わっていた。2008年の今大会でシャラポワは、A・イバノビッチ(セルビア)を破り優勝を果たしていた。
また、昨年シャラポワは全仏オープンで決勝進出を果たし、S・エラーニ(イタリア)を破り生涯グランドスラムを達成、さらにロンドンオリンピックではS・ウィリアムズ(アメリカ)に敗れるも銀メダルを獲得していた。
この日30歳のリーは、好調なフォアハンドを武器にシャラポワから21本のウィナーと10度のブレークチャンスから5度のブレークに成功し、1時間33分で勝利した。シャラポワは17本のウィナーを決めるも、32本の凡ミスを犯していた。
2011年の今大会でリーは、K・クレイステルス(ベルギー)に敗れるも準優勝を飾っていた。その年の全仏オープンでは、決勝でF・スキアボーネ(イタリア)を下し、シングルスでは男女を通じてアジア初の快挙となるグランドスラム初優勝を果たしていた。
一方、今大会でシャラポワは、1セットも落とさずに準決勝進出を果たしていた。1回戦はO・ポクコワ(ロシア)に6-0, 6-0、2回戦は土居美咲(日本)に6-0, 6-0、3回戦は第25シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)に6-1, 6-3、4回戦はK・フリッペンス(ベルギー)に6-1, 6-0、準々決勝は第19シードのE・マカロバ(ロシア)に6-2, 6-2という圧倒的なスコアでの勝ち上がりだった。
決勝戦でリーは、第1シードのV・アザレンカと第29シードのS・スティーブンス(アメリカ)の勝者と優勝を争う。
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