- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEレッスンTOP技術特集TOPボレー編
ボレー編

Vol.7 ミスを減らすための練習法 ボレー編 上巻

ファーストボレーのミスを減らす

相手が打つところをちゃんと見てない人が多い

サーブ&ボレーでのファーストボレーは、中級者ではとくにミスが目立つショットだ。相手に良いリターンを打たれた場合はしかたないが、問題なのは、初めからその場にいてボレーしたときはあまりミスしないのに、ファーストボレーだと急にミスが多くなるという人。そういう人は、きちんとスプリットステップしていなかったり、やっても形ばかりだったりして、相手が打つところをきちんと観ていない場合が多いのだ。

スプリットステップの本来の目的は、「観る」ことにあり、逆に「よく観よう」という意識が強ければ、自然に良いタイミングでステップできるようになるはずだ。

トッププロの場合は、相手のリターンを予測する能力にも長けているので、スプリットステップで両足ジャンプして、着地する時点ではどちらに動くか決まっている場合が多い(空中にいる間にリターンが打たれるようなタイミングでジャンプしている)。この写真でも、8の時点で右足のほうが先に着地し、左足が少し浮いて、このまま左に動き出せる体勢ができている。

スプリットステップをするうえで「あそこまで行かなきゃ」とか「何歩でステップ」というように形で考えると、相手が打つところをしっかり観て、どの方向にも動ける体勢を作るという本来の目的がぼやけてしまいやすい。意味がない形だけのスプリットステップになってしまうのだ。ファーストボレーのミスが多い人は、自分がそうなっていないか一度チェックしてみよう。

スプリットステップは早すぎても良いが、遅すぎるのはダメ

スプリットステップは、早すぎる分には、余裕を持ってボールを観ることができるためミスは出にくいのだが、一般的には、遅すぎる人のほうが圧倒的に多く、それが余裕をなくしてミスを生む原因になっている。そのため、下図のような練習で早くスプリットステップすることの意味を理解し、下の声を出す練習と組み合わせて、相手のリターンをしっかり観るという習慣をつけていこう。

サーブ&ボレーでどうしても前に行き過ぎてしまうクセがある人を矯正するには、サービスラインの後ろでファーストボレーする練習がお勧めだ。それによって、後ろでボレーしても意外に大丈夫ということや、ボールをじっくり観る余裕ができることを理解したい。やり方は、図のように球出しで行なうのも良いし、実際にリターンしても良く、ボレーヤーのレベルに合わせてリターンの厳しさを調整していこう。

こちらは、相手のリターンをよく観る習慣をつけるための練習で、リターンがフォアに来るかバックに来るか声に出してからボレーするというもの。初めのうちは、慣れるためにやさしいリターンにしてもらい、慣れてきたらフォアかバックか言うタイミングを徐々に早くしていくように努力しよう。そして最終的には、予測して相手が打つ瞬間に(スプリットステップでジャンプしているうちに)言えるようになるのが理想だ。

トーマス・島田のダブルスでのファーストボレー
ダブルスでアドサイドからサーブ&ボレーした例。スプリットステップの位置はサービスラインのかなり後ろで、ファーストボレーもサービスライン上だ。後ろで打つと前衛のポーチが恐いという人もいるだろうが、ネットから離れていても余裕があってどこにでも打てるボレーのほうが逆にポーチに出にくいので、あせって前に急ぐ必要はない。
<< 前ページ

「ローボレーのミスを減らす」 >>

(テニスジャーナル 2004年5月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

ボレー編一覧

オススメ記事
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!