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ボレー編

Vol.8 ミスを減らすための練習法 ボレー編 下巻

ハーフボレーのミスを減らす

判断のミスがもっとも多い

ハーフボレーも、ローボレーと並んでミスが出やすい技術だが、ミスの原因としては、判断の問題(判断の遅れ)がもっとも多い。つまり、低く来たボールに対して、ローボレーで返すかハーフボレーで返すかの判断が遅れたり、間違えたりすることで起こるミスだ。

そこで正しい判断をするための基準になるのは、前に出てローボレーで届くものは、できるだけローボレーで返すということ。ネットから離れたところでは、ハーフボレーのほうが良い場合もあるが、微妙なボールはなるべくローボレーで返すように意識したい。

ただし、理屈がわかっただけでは不十分なので、下図のような練習で判断力を磨かなければいけない。そうすれば、つっこみすぎるミスも少なくなるはずだ。

判断が遅れてハーフボレーだと決めるのが遅くなると、ローボレーのつもりで前に出ていって急にハーフボレーに変えることになり、このように前につっこみすぎて、打点が後ろになってしまうという状態になりやすい。ハーフボレーでは、あまりボールを迎えにいかず自分のポイントに引きつけて打つことが大事なので、その意味でも早い判断が重要になるのだ。

これは、ローボレーかハーフボレーかの判断を磨くための練習で、①浅くボールを出してローボレー、②深く出して下がってハーフボレー、③浅く出してどちらか自分で判断して打つという3球を1セットとする。その中でローボレーとハーフボレーの打点を自分なりに確立しながら、判断力を磨いていこう。また、練習の前半では3球目が失敗したらもう1セット追加し、後半は3球目が成功したらもう1セットできるというルールにするのも良い。

「ボールを見すぎないほうが良い」という場合もある

また、最後までボールをよく見ようとすると、逆に判断が遅れてしまうことがあるので、そのような場合は、「あまり見ないで打つ」ということを試してみよう(写真下参照)。

その他に、技術的な問題として、打点がつかめていない(打点を一定にできない)という人も多い(イラスト参照)。そういう人は、下図のような練習を取り入れてほしい。

あまりにも生真面目にインパクトまでボールを見続けようとすると、逆に判断が遅れやすくなったり、顔が下を向いてしまったりという弊害が出やすいので注意が必要だ。トッププロの写真を見ても、このようにインパクトまでボールを見続けてはおらず、それ以前のボールの軌道からインパクト・ポイントを予測して打っているのだ。

ハーフボレーのミスが多い人の中には、自分の打点がつかめておらず、打つたびに打点がバラバラになっているというケースもある。ハーフボレーは、ボールのバウンド地点に正確に身体を持っていくことが成功のポイントなので、下図のような練習で、足でボールに合わせる感覚を磨き、打点を安定させていこう。

打点を安定させるためには、このような短い距離でのハーフボレー同士のラリーが適している。お互いにネットの近くに立ち、足で打点を合わせることを意識しながら、ちょんと当てるだけのハーフボレーで長くラリーを続けることを目指そう。そして長く続くようになってきたら、距離を少しずつ離していきたい(サービスライン近くまで下がれれば十分)。また、この練習はウォームアップとしても適しており、日常的に練習の中にぜひ取り入れてほしい。

A.ロディックの軽快なハーフボレー
身体の正面寄りに来たボールに対して、バックハンドで逆クロス方向に面を作ってハーフボレーした場面。非常に動きが軽快で簡単そうに打っているが、ハーフボレーの場合は、打点さえうまく合わせられれば(バウンド地点にうまく身体を持っていければ)、あとは面をそこにセットするだけで良いので、ローボレーよりも簡単に打てるのだ。

「ハイボレーのミスを減らす」 >>

(テニスジャーナル 2004年5月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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