女子テニスのサン・マロ・オープン35(フランス/サン・マロ、レッドクレー、WTA125)は3日、シングルス準決勝が行われ、第2シードの
大坂なおみが世界ランク107位のL・ジャンジャン(フランス)を6-2, 4-6, 6-0のフルセットの熱戦の末に下し決勝進出を果たした。大坂がクレーコートの大会で決勝に進出するのはプロ大会初出場から14年目にして初となった。
>>大坂 なおみvsジャンジャン 1ポイント速報・結果<<>>大坂 なおみ 決勝戦 1ポイント速報<<>>大坂 なおみ出場 サン・マロ・オープン35組合せ<<27歳で世界ランク55位の大坂はツアー下部の同大会にワイルドカード(主催者推薦)で出場。大坂がツアー下部大会に出場するのは2015年11月以来、約9年半ぶりとなった。
今大会は1回戦で世界ランク220位のP・マルチンコ(クロアチア)、2回戦で同116位の
D・パリー(フランス)、準々決勝で同143位のE・ジャクモ(フランス)を下し準決勝に駒を進めた。
29歳のジャンジャンとの顔合わせとなった準決勝の第1セット、大坂はファーストサービス時に69パーセントの確率でポイントを獲得し相手のブレークを1度に抑えると、リターンゲームでは3度のブレークを果たし先行する。
しかし第2セット、両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた第5ゲームで大坂は2度目のブレークを許すと、その後ブレークバックを果たせず1セットオールに追いつかれる。
ファイナルセット、大坂は第1ゲームでいきなりブレークポイントを握られるも、鋭いフォアハンドでこれをしのぐ。すると直後の第2ゲームで今度は大坂がブレークポイントを握り、最後はバックハンドのウィナーを決めて先にブレークに成功する。大坂はその後さらに2度のブレークを奪い、フルセットの熱戦を制して決勝進出を果たした。
大坂がクレーコートの大会で決勝に進出するのは、プロの大会に初めて出場した2011年から14年目にして初。
元世界ランク1位で四大大会4度の優勝を誇る大坂だが、これまでクレーコートは苦手としてきた。それでも、昨年5月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)2回戦では、その後同大会で優勝し3年連続4度目のタイトルを獲得した
I・シフィオンテク(ポーランド)に対して敗れたものの、マッチポイントを握るところまで追い詰める激闘を演じるなど、クレーコートでも確かな成長をみせている。
クレーコートで初のタイトル獲得を狙う大坂は、決勝で第7シードの
V・ゴルビッチ(スイス)と世界ランク515位の
K・ユヴァン(スロベニア)の勝者と対戦する。
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