男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は9日、シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク164位の
R・ガスケ(フランス)は予選勝者で同84位の
D・アルトマイヤー(ドイツ)に5-7, 7-5, 2-6の2時間36分に及ぶ激闘の末に敗れ、ベスト16進出とはならなかった。
>>【動画】引退表明ガスケ、モンテカルロ・マスターズ“最後のポイント”<<>>アルカラスら モンテカルロ・マスターズ組合せ<<今年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)での現役引退を表明している38歳のガスケが同大会に出場するのは2年ぶり12度目。最高成績は2005年に記録したベスト4となっている。今大会は1回戦で
M・アルナルディ(イタリア)を6-3, 4-6, 6-4のフルセットで破り、初戦突破を果たした。
一方、26歳のアルトマイヤーは今大会、予選2試合を勝ち抜き本戦入りすると、1回戦で第16シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)を7-6 (7-5), 6-3のストレートで下し2回戦へ駒を進めた。
両者は過去に3度対戦しており、ガスケから2勝1敗となっていた。
2回戦の第1セット、ガスケはアルトマイヤーの12本に対しアンフォーストエラーを4本に抑え安定したプレーを見せるが、第11ゲームで痛恨のブレークを許し先行される。
第2セットでは両者ともにサービス時のポイント獲得率が40パーセント前後に留まるなど、サービスゲームに苦しむ。ガスケは4度のブレークを許すが、自身は5度のブレークを奪い、このセットを取り返す。
迎えたファイナルセット、サービス時のポイント獲得率を80パーセントにまで引き上げ、アンフォーストエラーの数をわずか2本に抑えたアルトマイヤーに対し、ガスケはサービスの調子を取り戻すことができずに2度のブレークを許す。2時間36分で力尽き、2002年に当時15歳でワイルドカードを付与され初参戦してから23年後の今年、モンテカルロのコートでの最後の戦いを終えた。
なお、勝利したアルトマイヤーは3回戦で第2シードの
C・アルカラス(スペイン)と対戦する。アルカラスは2回戦で世界ランク22位の
F・セルンドロ(アルゼンチン)を逆転で下しての勝ち上がり。
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