テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は6日、ジュニア部門の男子シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
坂本怜は18歳のL・カルボニ(イタリア)に6-4, 1-6, 4-6の逆転で敗れ、大会初のベスト4進出とはならなかった。
>>坂本怜 全仏Jr準々決勝 1ポイント速報・結果<<>>小田 凱人vs三木 拓也 全仏OP準決勝 1ポイント速報<<>>シフィオンテクvsガウフ 1ポイント速報<<17歳の坂本は今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルンハード、グランドスラム)ジュニアの男子シングルスで優勝。日本勢男子では2019年7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)ジュニアを制した
望月慎太郎に次ぐ2人目の四大大会ジュニア制覇の快挙を達成した。
さらに5月27日付のジュニア世界ランキングでは初の世界ランク1位に立ち、今大会を第1シードとして迎えた。1回戦では同33位のW・レヒトマン・ヴィンチゲラ(スウェーデン)、2回戦では同202位のL・ミゲル(ブラジル)、3回戦では第16シードのT・パパマラミス(フランス)を下し大会初の8強入りを決めた。
準々決勝で対戦するカルボニは現在プロツアーであるITF大会を主戦場としているためジュニア世界ランキングには入っていないものの、ATP世界ランキングでは坂本の992位を上回る705位となっている。
第1セット、開始からブレークチャンスを掴んだ坂本だが第6ゲームで先にブレークを許す。それでも第7ゲームでブレークバックに成功するとそのまま4ゲームを連取し先行する。
続く第2セット、第3ゲームで2度のブレークチャンスを活かせなかった坂本は1ゲームしかキープできず、1セットオールに追いつかれる。
迎えたファイナルセット、第1・第2ゲームでブレークを奪い合うとその後は互いにサービスゲームをキープ。しかし、終盤となる第9ゲームで坂本は2度目のブレークを許し、2時間21分の熱戦の末に力尽きた。
勝利したカルボニは準決勝でジュニア世界ランク34位のT・ベルキエタ(ポーランド)と同147位のM・クアメ(フランス)のどちらかと対戦する。
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