テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は2日、男子シングルス4回戦が行われ、第8シードの
H・フルカチュ(ポーランド)は第10シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)に6-7 (5-7), 4-6, 6-7 (3-7)のストレートで敗れ、大会初のベスト8進出とはならなかった。この試合の第3セット、第11ゲーム終了後にベンチに戻ったフルカチュがジェスチャーを交え、審判の交代を要求する場面があった。
>>【動画】ジャッジに不満を示し審判の交代を要求するフルカチュ<<>>ジョコビッチ、シナー、アルカラスら全仏OP組合せ<<世界ランク8位で27歳のフルカチュが全仏オープンに出場するのは7年連続7度目であり、2022年の16強入りが最高成績。今大会では1回戦で予選勝者で世界ランク162位の
望月慎太郎、2回戦で同84位の
B・ナカシマ(アメリカ)、3回戦で同118位の
D・シャポバロフ(カナダ)を下し16強入りを決めた。
そして4回戦の第1セット、フルカチュは5度のブレークポイントを握るも活かすことができず。互いにサービスキープしもつれ込んだタイブレークの末に先行される。
続く第2セット、開始から互いにブレークポイントを掴むもディミトロフに第7ゲームでブレークを許す。その後ブレークを返すことができず、セットカウント0-2と後がなくなる。
そして第3セット、両者1度ずつブレークを奪い合うと第11ゲーム終了後、ベンチに戻ったフルカチュは自身に不利なコールが続いたことから苛立ちを露わにし、手のジェスチャーを交え審判の交代を要求した。対戦相手であるディミトロフにも自身の意見を述べたが結局、試合はそのまま続行された。
その後、第12ゲームをディミトロフがサービスキープし再びタイブレークに突入。フルカチュは3度のミニブレークを許し2時間51分で力尽きた。
試合後の会見でフルカチュは試合全体のジャッジについて「クレーコートだから、ボールが近いと難しいこともある。確かに違う判定だったらよかったのにと思うこともあるけど、それが現実だし受け入れるしかない。僕たちは選手として競い合い、ベストを尽くすだけ」とコメントした。
なお、フルカチュは判定に不満を示していたもののミスジャッジは見られず。ホークアイの映像で確認しても正しい判定が下されている。
なお、勝利したディミトロフは準々決勝で第2シードの
J・シナー(イタリア)と対戦する。シナーは4回戦で世界ランク79位の
C・ムーテ(フランス)を2-6, 6-3, 6-2, 6-1の逆転で下しての勝ち上がり。
同日には第3シードの
C・アルカラス(スペイン)と第9シードの
S・チチパス(ギリシャ)が8強に駒を進めた。
[PR]全仏オープンテニス 5/26(日)~6/9(日)
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