男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は17日にシングルス決勝が行われ、第4シードの
D・メドベージェフは第2シードの
C・アルカラス(スペイン)に6-7 (5-7),1-6のストレートで敗れ、2年連続の準優勝となった。試合後の会見でメドベージェフは判定の確認について持論を述べた。
>>大坂 なおみ、シフィオンテクらマイアミOP組合せ<<28歳で世界ランク4位のメドベージェフが同大会に出場するのは7度目。昨年は決勝でアルカラスに敗れたものの、同大会最高成績となる準優勝を飾った。
今大会メドベージェフは、同64位の
R・カルバレス バエナ(スペイン)、第29シードの
S・コルダ(アメリカ)、第13シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)、第7シードの
H・ルーネ(デンマーク)に勝利し4強入り。準決勝では第17シードの
T・ポール(アメリカ)を1-6,7-6 (7-3),6-2の逆転で破って2年連続で決勝に進出した。
決勝では昨年大会に続き2年連続でアルカラスと激突。第1セットの第2ゲームで先にブレークを奪ったメドベージェフだったが、第5ゲームでブレークバックを許すとタイブレークの末に先行される。
第2セットではファーストサービス時に77パーセントの確率でポイントを獲得したアルカラスからブレークポイントを握ることができず、サービスゲームでは2度のブレークを奪われ1時間42分で力尽きた。
メドベージェフは表彰式でアルカラスを祝福した。
「まずはカルロス(アルカラス)を祝福したい。ここは間違いなく君のコートだ。おめでとう。チームの皆さんもおめでとうございます。何度も言ってきたことだけど、君たちは素晴らしい仕事をしている。このまま続けてください」
その後、会見に出席したメドベージェフ。今大会は自動ラインコールシステム(エレクトリック・ライン・コール)が使用されているが、第1セットのタイブレーク6ポイント目でラリー終了後にラリー中のアルカラスのショットが本当に入っていたのか確認することが認められなかったことについて問われ持論を述べた。
自動ラインコールシステムの試合では、選手は映像の確認を求めることができるが、ラリー中のボールに遡って確認をすることは現状認められていない。
「テニスには古すぎることがある。例えば、今は線審がいない。だからボールが入っていることはわかった。僕はただそれを見せてくれ、早くそのマークを見せてくれ、彼(主審)が持っているiPadで僕に見せてくれてもいい、何でも気にしないよ、という感じだった。でも、戻って確認することはできない、というふうになる。今は2024年でロケットは宇宙に行くのにね」
「例えば、相手がライン際にセカンドサーブを打ち、長いラリーをプレーして、ラリーに負けたとする。僕の意見では、そのサーブにチャレンジ(もしくは確認)することができる」
「なぜなら、もしそれがアウトで審判が見ていなかったとしたら、そのポイントはプレーされるべきではなかったからだ。10球戻ってチャレンジすることができ、もしそれが入っていたらポイントを失えばいい」
なお、男子プロテニス協会のATPは2025年から線審を廃止し、自動ラインコールシステムを全てのツアー大会で採用すると発表している。
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