男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は10日にシングル3回戦が行われ、第32シードの
J・レヘチカ(チェコ)が第5シードの
A・ルブレフを6-4, 6-4のストレートで破り、同大会初のベスト16進出を果たした。
>>大坂 なおみvsメルテンス 1ポイント速報<<>>ジョコビッチ、アルカラス、シナーらBNPパリバOP組合せ<<>>大坂 なおみ、シフィオンテクらBNPパリバOP組合せ<<22歳で同32位のレヘチカは今季、1月のアデレード国際(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)でツアー初優勝を達成。先月のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は8強入りした。
レヘチカが同大会に出場するのは2年連続2度目。昨年は初戦を突破したものの、2回戦でルブレフに敗れた。今大会はシードのため2回戦からの出場で、2回戦ではワイルドカード(主催者推薦)で出場した同93位の
B・ナカシマ(アメリカ)を下し3回戦に進んだ。
同5位のルブレフと1年ぶりの再戦となった3回戦、レヘチカはファーストサービス時に93パーセントの確率でポイントを獲得しルブレフに一度もブレークポイントを与えず、リターンゲームでは各セット1度ずつブレークに成功。試合を通してルブレフから31本ものウィナーを奪ったレヘチカが1時間13分で大会初の16強入りを果たした。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはレヘチカのコメントが掲載されている。
「自信がついたし、自分のプレーも良くなったと思う。自分からハードヒットを打つ必要があるとわかっていたし、今日はそれがうまく機能した。自分のサーブに集中し、彼(ルブレフ)に自由を与えないようにした。それがうまくいったんだ」
「僕はいつも自分を信じていた。そして、自分にはこのような選手たちを打ち負かすだけの力があることをチームもわかっていた。それでも、去年はまだ何かが足りなかった。世界ランク30位前後、トップ50という意味では、ツアーに丸1年間参戦したのは初めてだった。生まれて初めてすべてのビッグトーナメントに出場した。僕たちはそこから学んだんだ。まだまだ改善すべき点はたくさんあると感じた。それが僕たちが取り組んだことの一つだった」
「ここでプレーするのが2回目というのも、初めてプレーしたときと比べると僕にとっては大きなアドバンテージだ。どのようなことが起きるか分かっていたので、このような試合に向けて準備するのがより簡単になったよ」
勝利したレヘチカは4回戦で第11シードの
S・チチパス(ギリシャ)と対戦する。チチパスは3回戦で第18シードの
F・ティアフォー(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
同日には第2シードの
C・アルカラス(スペイン)、第3シードの
J・シナー(イタリア)、第6シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、第10シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)らも4回戦に駒を進めた。
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