男子テニスのカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)は23日にシングルス準決勝が行われ、18歳で世界ランク116位の
J・メンシーク(チェコ)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した同68位の
G・モンフィス(フランス)を6-4, 1-6, 6-3のフルセットで破り、ツアー初の決勝進出を果たした。試合後、メンシークは「言葉が出ない」と語った。
>>【動画】まるでサーカス!メンシークとモンフィスのスーパーラリー!<<男子プロテニス協会のATPは今年から新たな取り組みとして次世代促進プログラム(Next Gen Accelerator Programme)を実施。このプログラムは、20歳以下で世界ランク350位以内に入った選手に最大8回、ATPチャレンジャー100もしくは125の出場権を与え、さらに、世界ランク250位以内に入った20歳以下の選手には上記に加え、ATP250の大会の本戦1回、予選2回の出場権も与えるというもの。ただし、この特典はツアー大会が同一週に3大会以上開催されているときに限られる。
18歳のメンシークはこのプログラムの権利を利用し今大会に出場すると、1回戦で第5シードの
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、2回戦で元世界ランク1位の
A・マレー(イギリス)、準々決勝で第1シードで世界ランク5位の
A・ルブレフを破り4強入りした。
準決勝の第1セット、メンシークはファーストサービス時に74パーセントの確立でポイントを獲得しモンフィスにブレークを与えず、自身は第5ゲームでブレークを奪い先行する。
しかし、第2セットではモンフィスに2度のブレークを許し1セットオールに追いつかれる。
ファイナルセット、両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた第8ゲーム、ブレークポイントを握ったメンシークはあざやかなバックハンドのダウンザラインを決め2度目のブレークに成功。最後はサービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲームをキープし、ツアーレベル3大会目の出場で初の決勝進出を果たした。
ATP公式サイトには試合後のメンシークのコメントが掲載されている。
「素晴らしいよ。これが最後にならないことを祈る。これまでのところ信じられないような1週間だ。今日もガエル(モンフィス)は信じられないようなプレーをした。彼と対戦するのは大変なことだ。特に彼は動きがいいからね。僕にとっては、どのポイントでも最高のプレーをしなければならない」
「今日のプレーは、僕の人生の中で最高のものだったと言わなければならない。準決勝でこのレベルに到達できて本当にうれしいよ。初めてATPの決勝に進出できて素晴らしい気分だ。言葉が出ないよ」
勝利したメンシークは決勝で第2シードの
K・ハチャノフと対戦する。ハチャノフは準決勝で世界ランク46位の
A・ポピリン(オーストラリア)を下しての勝ち上がり。
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