男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)は15日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク57位の
A・シェフチェンコ(カザフスタン)が第3シードで同7位の
H・ルーネ(デンマーク)を6-4, 1-6, 6-3のフルセットで破る金星を挙げ、今季2度目のベスト8進出を果たした。
>>フリッツ、ティアフォーらデルレイビーチOP組合せ<<>>シフィオンテク、ルバキナらドーハ組合せ<<23歳のシェフチェンコは今季、1月の南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250)で
A・ブブリク(カザフスタン)に敗れるも8強入り。今大会では1回戦で世界ランク47位の
ジャン・ジジェン(中国)を下し初戦突破を決めた。
世界ランク7位のルーネと顔を合わせたこの日の第1セット、第4ゲームでブレークポイントを凌いだシェフチェンコ。すると第9ゲーム、強烈なフォアハンドショットからルーネの体勢を崩すと最後は返球がアウトとなりブレークに成功。サービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームをキープし先行する。
しかし、続く第2セット、ルーネに反撃を許すと第2・第6ゲームでブレークを許し1セットオールに追いつかれる。迎えたファイナルセット、シェフチェンコはファーストサービスが入ったときに83パーセントの確率でポイントを獲得。リターンゲームでは第8ゲームでブレークを奪い、1時間36分で勝利した。
シェフチェンコがトップ10から白星を飾るのはこれが2度目。昨年10月に行われたスイス・インドア・バーゼル(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)では2回戦で当時世界ランク9位の
T・フリッツ(アメリカ)を6-7 (7-9), 7-6 (8-6), 7-6 (7-5)の逆転で下し金星を挙げていた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにシェフチェンコのコメントを掲載し「これまでのキャリアの中で最高の勝利だ。フリッツとの試合も良かったけど、おそらく今日が最高の試合だろう」と語った。
「第1セットで僕は彼に対してアグレッシブだったと思う。その後、彼はレベルを上げてアグレッシブになり始め、よりネットに向かってくるようになった。ファイナルセットはかなりオープンだったと思う。彼の方が少し優れていたかもしれないけど運が味方してくれたね」
勝利したシェフチェンコは準々決勝で第6シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。ディミトロフは2回戦で世界ランク86位の
M・フチョビッチ(ハンガリー)を6-3, 7-5のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
J・シナー(イタリア)、世界ランク29位の
T・フリークスポール(オランダ)、同55位の
E・ルースブオリ(フィンランド)が8強に駒を進めた。
【ディアドラ】3年ぶり日本再上陸
公式ストア限定で最新ウエア&シューズを発売中。
■関連ニュース
・男女トップ選手同士が結婚発表・ロシアから国籍変更し初白星・世界48位が露から国籍変更「誇り」■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング