男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)は15日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
J・シナー(イタリア)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク70位の
G・モンフィス(フランス)を6-3,3-6,6-3のフルセットで破り、ベスト8進出を果たした。シナーは優勝を飾った全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)を含め、今季マッチ9勝負けなしと好調を維持している。
>>【動画】プリスコバが大坂 なおみ撃破!<<>>大坂 なおみが8強カタールOP組合せ<<22歳で世界ランク4位のシナーは先月の全豪オープンで四大大会初タイトルを獲得。準決勝では第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、決勝では
D・メドベージェフを下してトロフィーを掲げた。
今大会は全豪オープン以来のツアー参戦となったが、1回戦で世界ランク66位の
B・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)をストレートで退け初戦突破を決めた。
2回戦の第1セット、シナーはファーストサービスが入ったときに78パーセントの確率でポイントを獲得しモンフィスに1度もブレークチャンスを与えることなく先行。しかし、第2セットではモンフィスにワンチャンスをものにされブレークを許し、セットカウント1-1に追いつかれる。
それでもファイナルセットではファーストサービスの入る確率が81パーセントと高精度の記録をおさめ、ストローク戦を優位に展開。第1セット同様モンフィスにブレークチャンスを与えないプレーを見せると、リターンゲームでは1度ブレークに成功して1時間52分で勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはシナーのコメントが掲載されている。
「彼(モンフィス)と対戦するのは、決して簡単なことではないんだ。今は、お互いのことを少しはわかっているような気がするし、彼も僕と同じようにいくつかのことを変えてきて、今日は僕の思い通りになったよ」
今季公式戦10連勝とベスト4進出を狙うシナーは準々決勝で元世界ランク3位の
M・ラオニッチ(カナダ)と対戦する。ラオニッチは2回戦で第8シードの
A・ブブリク(カザフスタン)をストレートで下しての勝ち上がり。シナーとラオニッチは初の顔合わせとなる。
「明日の試合はとてもタフなものになるだろうね。若い頃、彼(ラオニッチ)と何度か練習する機会があったから、タフな試合になると思うけど、楽しみだよ。新しいチャレンジになるだろうし、できる限り準備したい。リズムはあまり関係ないかもしれないけど、いい試合になることを願っている」
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