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試合後握手せず 差し出したのはラケット

エレナ・オスタペンコ
敗れたオスタペンコ
画像提供: ゲッティイメージズ
女子テニスのカタール・トータルエナジー・オープン(カタール/ドーハ、ハード、WTA1000)は14日、シングルス3回戦が行われ、第8シードのJ・オスタペンコ(ラトビア)は世界ランク31位のV・アザレンカに0-6, 3-6のストレートで敗れ、ベスト8進出とはならなかった。敗れたオスタペンコは試合終了後の握手に応じず、手の代わりにラケットを差し出した。

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26歳で世界ランク11位のオスタペンコは今季4大会に出場し2大会で優勝。マッチ13勝2敗と好調を維持し今大会に臨むと初戦となる2回戦では同30位のA・カリーニナに6-0, 6-3のストレート勝ちを収め初戦突破を果たした。

3回戦ではオスタペンコの“天敵”であるアザレンカと対戦。両者は過去4度顔を合わせており、アザレンカの4戦全勝。今季、オスタペンコが敗れた2試合はいずれもアザレンカとの対戦であり、苦手とする相手である。

そしてこの日もオスタペンコは苦戦を強いられる。第1セット、7度のダブルフォルトを犯すなどミスが目立ち1ゲームも取ることができず、わずか28分で先行を許す。

続く第2セット、反撃に出るオスタペンコは第1ゲームで3度、第5ゲームで2度のブレークチャンスを掴むも活かすことができず。すると終盤となる第8ゲーム、2度のブレークポイントを握られると最後は自身のショットがネットにかかりブレークを許す。直後の第9ゲームでは30-40まで迫るも一歩及ばず、1時間28分で力尽きた。

試合終了後、ネット際での握手にオスタペンコは手を差し伸べず、代わりにラケットを差し出した。この行動にアザレンカは応じず、両選手とも主審と握手を交わして試合を終えている。

なお、勝利したアザレンカは準々決勝で第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)と対戦する。シフィオンテクは3回戦で第14シードのE・アレクサンドロワを6-1, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第3シードのE・ルバキナ(カザフスタン)、世界ランク32位のA・パブリュチェンコワ、同38位のL・フェルナンデス(カナダ)、同59位のKa・プリスコバ(チェコ)、同63位のD・コリンズ(アメリカ)、同747位の大坂なおみが8強に駒を進めた。

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