テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は20日、男子シングルス3回戦が行われ、世界ランク60位の
M・キツマノビッチ(セルビア)が第14シードの
T・ポール(アメリカ)との約4時間に及ぶ熱戦を6-4, 3-6, 2-6, 7-6 (9-7), 6-0のフルセットで制し、2022年以来2年ぶり2度目のベスト16進出を果たした。
>>オジェアリアシムvsメドベージェフ 1ポイント速報<<>>ジョコビッチ、アルカラスら全豪オープン組合せ<<24歳のキツマノビッチが全豪オープンに出場するのは6年連続6度目であり、最高成績は2022年の16強入り。今大会では1回戦で世界ランク102位の
綿貫陽介、2回戦で第24シードの
J・シュトルフ(ドイツ)を下し3回戦進出を決めた。
世界ランク14位のポールと顔を合わせたこの日の第1セット、キツマノビッチは第1ゲームでいきなりブレークを奪うと第4ゲームで2度目のブレークに成功。第5ゲームでブレークバックを1度許したもののその後はサービスをキープし先行する。
続く第2セット、第1セット同様第1ゲームでブレークに成功するもその後2度のブレークを奪われ1セットオールに追いつかれる。そして第3セット、安定したサービスゲームを展開しアグレッシブなプレーを見せたポールに開始から4ゲームを連取されるとブレークを返せず、セットカウント1-2と逆転を許す。
第4セット、3度のブレークポイントを凌いだキツマノビッチはリターンゲームでブレークチャンスを掴むことができずタイブレークに突入。先にミニブレークに成功したものの2度のミニブレークを許し5-6と崖っぷちに立たされる。それでも2本のマッチポイントを凌ぐと自身は1度目のセットポイントをものにし2セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、土壇場で追いついたキツマノビッチの勢いは止まらず。11本のアンフォーストエラーを犯すなどミスが目立ったポールに1ゲームも取られることなく、3時間57分に及ぶ熱戦を制した。
勝利したキツマノビッチは4回戦で第2シードの
C・アルカラス(スペイン)と対戦する。アルカラスは3回戦、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した18歳で世界ランク140位の
シャン・ジュンチェン(中国)が6-1, 6-1, 1-0の時点で棄権したため勝ち上がりを決めた。
同日には第9シードの
H・フルカチュ(ポーランド)とワイルドカードで出場する世界ランク122位の
A・カゾー(フランス)が16強に駒を進めた。
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