男子テニスのBNPパリバ・ノルディック・オープン(スウェーデン/ストックホルム、室内ハード、ATP250)は22日にシングルス決勝が行われ、世界ランク140位の
G・モンフィス(フランス)が予選勝者で同109位の
P・コトフを4-6, 7-6 (8-6), 6-3の逆転で破り、約1年9ヵ月ぶり12度目のツアー優勝を飾った。
>>【動画】37歳モンフィス、復活優勝の瞬間<<37歳のモンフィスが同大会に出場するのは7年ぶり4度目で、2011年には初出場で優勝を飾っている。今大会は1回戦で世界ランク52位の
M・フチョビッチ(ハンガリー)、2回戦で同181位のF・ミソリック(オーストリア)、準々決勝で第2シードの
A・マナリノ(フランス)、準決勝で同35位の
L・ジェレ(セルビア)を下し決勝に進出した。
決勝戦の第1セット、モンフィスはコトフに2度のブレークを許し先行を許す。第2セットでは自身のサービスゲームとなった第11ゲームで0-40とピンチを招いたものの、これをしのぎ勝負をタイブレークに持ち込む。タイブレークでは一進一退の攻防が続いたものの、最後はコトフのミスを誘い1セットオールに追いつく。
ファイナルセット、勢いに乗ったモンフィスは第1ゲームでブレークに成功すると、その後も高い守備力と安定したストロークでコトフに挽回を許さず、2時間37分の激闘を逆転で制し、2022年1月のアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)以来 約1年9ヵ月ぶりのツアー優勝を成し遂げた。
37歳での同大会制覇は1969年から続く歴史ある同大会史上最年長での優勝となった。
また、妻であり女子テニスで世界ランク25位の
E・スイトリナ(ウクライナ)との間に昨年10月に娘が誕生したモンフィスは、父となって初のタイトル獲得となった。
表彰式でモンフィスは家族に感謝を述べた。
「3人の女性たちとの特別な1週間だった。お母さん、ありがとう。いつものことだけど、彼女の前でタイトルを獲れてうれしいよ。妻のエリーナ(スイトリナ)もありがとう。最後はテレビの前で見ている娘のスカイ。父親として初めてタイトルを獲ったんだ。とても特別なことだよ」
昨年8月に右足首を負傷し半年以上のツアー離脱を余儀なくされたモンフィスだったが、嬉しい復活優勝となった。
一方、敗れたコトフはツアー初優勝を惜しくも逃した。
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