世界2位アルカラス好敵手に完敗

敗れたアルカラス

画像提供：ゲッティイメージズ

男子テニスのチャイナ・オープン（中国/北京、ハード、ATP500）は３日にシングルス準決勝が行われ、第１シードのＣ・アルカラス（スペイン）は第６シードのＪ・シナー（イタリア）に6-7 (4-7), 1-6のストレートで敗れ、大会初の決勝進出を逃した。

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２０歳で世界ランク２位のアルカラスが同大会に出場するのは今回が初。１回戦では同５３位のY・ハンフマン（ドイツ）、２回戦では同１８位のＬ・ムセッティ（イタリア）、準々決勝では第７シードのＣ・ルード（ノルウェー）をいずれもストレートで下し４強入りした。

同世代のライバルであり過去３勝３敗のシナーとの顔合わせとなった準決勝の第１セット、アルカラスは第１ゲームで先にブレークに成功するも、第４ゲームでブレークバックを許す。直後の第５ゲームで２度目のブレークを奪ったアルカラスだったが、再び第６ゲームでシナーにブレークバックを許す。

その後両者キープを続けこのセットはタイブレークに突入。タイブレークでアルカラスは４度のミニブレークをシナーに奪われ先行される。

第２セット、勢いに乗るシナーにアルカラスは第１ゲームでブレークを奪われる。その後、終始冷静なプレーをみせたシナーに対し精彩を欠いたアルカラスはさらに２度のブレークを奪われ１時間５５分で力尽き、決勝進出を逃した。

一方今回の勝利でアルカラスとの対戦成績を４勝３敗としたシナーは、決勝で第２シードのＤ・メドベージェフと対戦する。メドベージェフは準決勝で第８シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）を下しての勝ち上がり。

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