テニスの全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）は１日、男子シングルス３回戦が行われ、予選を勝ち上がった世界ランク１２８位のＤ・ストリッカー（スイス）が同１０８位のＢ・ボンズィ（フランス）との激闘を2-6, 7-5, 7-6 (7-4), 3-6, 6-2のフルセットで制し、四大大会初のベスト１６進出を果たした。

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今年のウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）でグランドスラム初白星を飾った２１歳のストリッカー。今大会では予選３試合を勝ち抜き本戦入りすると１回戦で世界ランク４１位のＡ・ポピリン（オーストラリア）を下し初戦を突破。２回戦では第７シードのＳ・チチパス（ギリシャ）との約４時間の死闘を7-5, 6-7 (2-7), 6-7 (5-7), 7-6 (8-6), 6-3のフルセットで制し３回戦進出を決めた。

この日、第１セットを先取されたストリッカーだったが、第２・第３セットを連取しセットカウント２－１と勝利に王手をかける。しかし、第４セット、ボンズィに１度のブレークポイントをものにされ、セットカウント２－２に追いつかれる。

迎えたファイナルセット、第１ゲームで２度のブレークポイントを凌いだストリッカー。第４ゲームでブレークに成功すると終盤となる第８ゲームで２度目のブレークを奪い、３時間２７分の激闘を制した。

試合後の会見でストリッカーは「最高の気分。今日もとても長い試合だった。ベストなテニスではなかったし、こういう試合で勝つのはいつも難しいんだ。でも、次のラウンドに進むことができて本当にうれしいよ」とコメント。

「今はこの試合にすごく満足しているけど、まだ終わったわけじゃない。トーナメントはまだ続いていく。次のラウンドにいい状態で臨めるようにベストを尽くすだけだよ」

勝利したストリッカーは４回戦で第９シードのＴ・フリッツ（アメリカ）と対戦する。フリッツは３回戦で世界ランク２０６位のＪ・メンシク（チェコ）を6-1, 6-2, 6-0のストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第１０シードのＦ・ティアフォー（アメリカ）や第１４シードのＴ・ポール（アメリカ）らが１６強に駒を進めた。

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