テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は9日、女子シングルス4回戦が行われ、第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)が第14シードの
B・ベンチッチ(スイス)との3時間超の死闘を6-7 (4-7), 7-6 (7-2), 6-3の逆転で制し、大会初のベスト8進出を果たした。
>>【動画】女王シフィオンテク 2本のMP凌ぎ3時間死闘制す<<>>ジョコビッチ、アルカラスらウィンブルドン組合せ<<22歳で世界ランク1位のシフィオンテクがウィンブルドンに出場するのは今回で4度目。最高成績は2021年のベスト16となっている。
今大会では1回戦で世界ランク34位の
ヂュー・リン(中国)、2回戦で同84位の
S・ソリベス=トルモ(スペイン)、3回戦で第30シードの
P・マルティッチ(クロアチア)を全てストレートで下し、16強に駒を進めた。
この日の第1セット、シフィオンテクはファーストサービスが入ったときに83パーセントの高い確率でポイントを獲得し、1度もブレークチャンスを与えず。リターンゲームでは6度のブレークポイントを掴むも活かせず、タイブレークにもつれ込む。序盤で2度のミニブレークを許したシフィオンテクは3度のセットポイントを凌ぐもベンチッチに4度目をものにされ、先行を許す。
続く第2セット、第1ゲームでブレークに成功したシフィオンテクだったが、第6ゲームでブレークバックを許す。第12ゲームでは15-40と崖っぷちに立たされるもブレークポイントとなるマッチポイントを2本凌ぎ再びタイブレークへ。1-2とリードされるも怒涛の6ポイント連取で1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、第3ゲームで2度のブレークポイントを凌いだシフィオンテクは直後の第4ゲームでブレークに成功。その後はブレークポイントを握られることなくサービスをキープし、3時間3分の死闘を制した。
試合後の会見でシフィオンテクは「勝てただけでもうれしいわ。第2セットは正直、このまま終わるとは思っていなかったからね。自分の信念を貫いて、後ろを振り返らずにプレーできたのが良かったと思う。簡単な試合ではなかったわ。体力的にも最後まで良く、そのまま続けることができた」とコメント。
「この試合は私にもっと自信を与えてくれる。本当にタイトだったけど、自分のプレーができたから良かった。こういう瞬間が大事。ああいう試合で得たポジティブなものは全て取り入れるべきね」
勝利したシフィオンテクは準々決勝、ワイルドカード(主催者推薦)で出場する世界ランク76位の
E・スイトリナ(ウクライナ)と対戦する。スイトリナは4回戦で第19シードの
V・アザレンカを2-6, 6-4, 7-6 (11-9)の逆転で下しての勝ち上がり。
同日には第4シードの
J・ペグラ(アメリカ)、世界ランク42位の
M・ボンドロウソワ(チェコ)が8強、同102位の
M・アンドレーワが16強に駒を進めている。
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