男子テニスのカリビアン・オープン(プエルトリコ/パルマス・デル・マル、ハード、ATPチャレンジャー)は18日、シングルス決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した元世界ランク4位の
錦織圭が予選勝者で世界ランク1118位のM・ゼンを6-2, 7-5のストレートで破って優勝を果たし、約1年8ヵ月ぶりの復帰大会でタイトルを獲得した。この復活劇に元世界ランク1位の
A・マレー(イギリス)が祝福コメントを送ったが、錦織はこれに反応し感謝の言葉を寄せている。
>>【画像】錦織 マレーのコメントに感謝<<>>【動画】錦織 復活優勝の瞬間<<33歳の錦織は昨年1月に受けた股関節の手術や度重なる足首の負傷によりツアーを長期離脱。今大会は2021年10月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)以来となる復帰戦となったが、1回戦で世界ランク333位の
C・ランモ(アメリカ)、2回戦で第7シードの
M・クルーガー(アメリカ)、準々決勝で同254位の
A・ウォルトン(オーストラリア)、準決勝で同423位のG・ハイデを下して決勝に駒を進めた。
決勝戦は序盤から錦織が主導権を握り、ブレークスタートするとサービスゲームではファーストサービスが入ったときに87パーセントの高い確率でポイントを獲得しゼンにブレークチャンスを与えることなく先行する。
第2セットはブレークの奪い合いとなるなかで、錦織は第11ゲームでこのセット4度目のブレークに成功。1時間41分でタイトルを獲得した。
優勝直後には元世界ランク1位のマレーがツイッターを更新し「よくやった圭、カムバック戦で勝利」と祝福。これに錦織も反応しており「ありがとう、アンディ! あなたは大きなインスピレーションを与えてくれる」とつづっている。
6月19日付ATP世界ランキングで492位となり、2022年10月10日以来 約8ヵ月ぶりの世界ランクを記録した錦織。今後は2週間の休養を挟み、7月3日に開幕するクランブルック・テニス・クラシック(アメリカ/ブルームフィールドヒルズ、ハード、ATPチャレンジャー)への出場を予定している。
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