テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は6日に男子シングルス準々決勝が行われ、第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)は第1シードの
C・アルカラス(スペイン)に2-6, 1-6, 6-7 (5-7)のストレートで敗れ、2021年以来2年ぶり3度目のベスト4進出とはならなかった。試合後には準決勝で対戦するアルカラスと第3シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)について「若い子を応援するよ」と語った。
>>ジョコビッチ、ズベレフら全仏OP組み合わせ<<世界ランク5位のチチパスは今大会、1回戦で1セットを失ったものの、2回戦から4回戦まではいずれもストレート勝ちをおさめ8強入りした。
この日は序盤からアルカラスに押し込まれ第3ゲームで先にブレークを許すと、その後1度もブレークチャンスを握ることができずに第1セットを落とす。
第2セットに入っても主導権が握れないチチパスは、4本のダブルフォルトを犯すなどサービスが不安定に。3度のブレークを奪われ、わずか1時間でセットカウント0-2と崖っぷちに立たされた。
第3セットでも先にブレークされ万事休すとなったチチパス。第8ゲームのサービスゲームでは2度のマッチポイントを握られるがこれをセーブすると、第9ゲームでこの日初めてのブレークに成功しタイブレークへ突入する。しかし、先にミニブレークを許すとその後挽回できずに5度目のマッチポイントをものにされ、2時間15分で力尽きた。
勝利した20歳のアルカラスは準決勝で36歳のジョコビッチと顔を合わせる。ジョコビッチは準々決勝で、第11シードの
K・ハチャノフを逆転で下しての勝ち上がり。
試合後の会見でチチパスはアルカラス戦の敗北について「あまり話すことはないよ。彼は素晴らしいプレーをした。特別なプレーをしたとは思わないけど、ただ素晴らしいプレーをしたんだ」とコメント。
続けて、アルカラスとジョコビッチの激突については「若い子を応援するよ」と語り、両者のプレースタイルなどに言及した。
「2人のプレースタイルの違いは何だろう?一方は経験があり、もう一方は足があり超ビッグショットを打つことができる。経験がある方は何よりもコントロールすることを好む。プレッシャーをかけ、相手をできるだけ動かさせるんだ。僕は予想が苦手だから、この話しに近づかないようにする。試合を見よう。でも、1番いい選手に勝たせてあげたいと思う」
チチパスは今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)決勝でジョコビッチに敗れ、辛酸をなめさせられた経験がある。
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