男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は10日にシングルス1回戦が行われ、世界ランク61位のT・マルティン・エチェベリーが同85位の
L・ヴァン・アッシュ(フランス)を7-6 (9-7), 6-3のストレートで破り、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が待つ2回戦へ駒を進めた。
>>ジョコビッチ、西岡らBNLイタリア国際 組合せ・結果<<23歳のマルティン・エチェベリーは今季、3月のチリ・ドーブ・メンケア・オープン(チリ/サンティアゴ、クレー、ATP250)で自身ツアー初の決勝の舞台に立ち準優勝。さらに、4月のフェイズ・サロフィム&Co.米男子クレーコート選手権(アメリカ/ヒューストン、クレー、ATP250)でも準優勝を果たし、今シーズンキャリアハイの世界ランク59位を記録した成長著しい選手だ。
この日の第1セットは、両者2度ずつのブレークを奪い合いタイブレークに突入する。タイブレークでは4度目のセットポイントをものにしマルティン・エチェベリーが先行する。続く第2セット、マルティン・エチェベリーは先に3ゲーム連取を許すも、第4ゲームから6ゲーム連取に成功し、2時間2分で初戦突破を果たした。
勝利したマルティン・エチェベリーは2回戦で第1シードのジョコビッチと対戦する。
マルティン・エチェベリーは2016年に初めてATPポイントを1ポイント獲得した時からトップ選手であるジョコビッチとのポイント差を記録してきた。当時の、「ノヴァーク・ジョコビッチ 12,900ポイント」「トマス・エチェベリー 1ポイント」「不足分 12,899ポイント」と書かれた紙を持つマルティン・エチェベリーの写真が残っている。
この当時からマルティン・エチェベリーは世界ランキングでトップ100入りを果たし、ジョコビッチとのポイント差を「5,949ポイント」まで縮めた。
「不足分 12,899ポイント」を追いかけ続けたマルティン・エチェベリーは、7年の時を経てついにジョコビッチと対戦する。
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