男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は19日、シングルス2回戦が行われ、第2シードの
S・チチパス(ギリシャ)が世界ランク69位の
P・カチーン(アルゼンチン)を6-4, 6-2のストレートで破り、初戦突破を決めるとともに大会5度目のベスト16進出を果たした。
>>西岡vsシナー 1ポイント速報<<>>西岡、アルカラスらバルセロナOP組合せ<<今季は1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で準優勝を果たした世界ランク5位のチチパス。しかし、その後は調子が上がらず2回戦敗退、3回戦敗退が続くと3連覇を目指し出場した前週のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)では準々決勝で敗れている。
チチパスがバルセロナ・オープン・バンコ・サバデルに出場するのは今回で5度目。最高成績は2018年と2021年の準優勝であり、いずれも決勝で
R・ナダル(スペイン)に敗れている。
今大会、シード勢は1回戦免除のため初戦となったこの日、開始から互いにサービスキープを続けるとチチパスが第5ゲームでブレークポイントを握る。1度のチャンスをものにするとサービスゲームでは1度もブレークチャンスを与えることなく、第1セットを先取する。
続く第2セットではファーストサービスが入ったときに92パーセントの高い確率でポイントを獲得したチチパス。第1ゲームから4ゲーム連取に成功すると試合を通じて1度もブレークチャンスを与えることなく、1時間18分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにチチパスのコメントを掲載し「いいテニスをコートに持ち込むことができた。いつもよりアグレッシブに攻めたので、全体的にポジティブな評価。試合中の展開には満足している。序盤からペースを掴むことができ、コート上でとてもスムーズにプレーできた」と語った。
「このコートに足を踏み入れると、いつもモチベーションが上がる。もちろん、良い思い出が頭の片隅にあるのは確かだ。2つの決勝を戦ったけど、あのファイナルで何が悪かったのかに固執しすぎず、ポジティブに捉えているよ」
勝利したチチパスは3回戦で第14シードの
D・シャポバロフ(カナダ)と対戦する。シャポバロフは2回戦で予選を勝ち上がった世界ランク155位の
J・コバリク(スロバキア)を6-4, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第4シードの
J・シナー(イタリア)、第6シードの
K・ハチャノフ、第7シードの
C・ノリー(イギリス)、第8シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)、第9シードの
L・ムセッティ(イタリア)、第11シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)、第12シードの
D・エヴァンス(イギリス)、第15シードの
F・セルンドロ(アルゼンチン)、第16シードの
西岡良仁が16強に駒を進めている。
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