男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)は16日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク14位の
J・シナー(イタリア)が第1シードの
S・チチパス(ギリシャ)を6-4, 6-3のストレートで破り、初のベスト8進出を果たした。
>>シナー、メドベージェフら ロッテルダム組合せ<<>>デルレイビーチOP組合せ<<21歳のシナーはこの日、昨年の同大会準優勝者であるチチパスに対しファーストサービスが入ったときに89パーセントの高い確率でポイントを獲得。ブレークチャンスすら与えないプレーを披露した。
リターンゲームでは3本のダブルフォルトを犯すなど安定感を欠いたチチパスから3度のブレークに成功し、1時間21分で快勝した。
また、両者は今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)4回戦でも顔を合わせており、そのときはチチパスがフルセットで勝利していたため、シナーは約1カ月後にリベンジを果たしたことになる。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはシナーのコメントが掲載された。
「多くのハードワークがあった。とてもうれしいよ。今日は、集中したいいプレーができたよ。この調子でいけるといいんだけどね。ステフ(チチパス)はすごい選手だよ。僕は彼をとても尊敬しているんだ。今年すでに信じられないようなテニスをしていたからね。正直言って、昨日の勝利の後この試合を楽しみにしていたんだ。だから、今日の自分のパフォーマンスにはとても満足しているよ」
準々決勝では世界ランク130位の
S・ワウリンカ(スイス)と対戦する。ワウリンカは2回戦で同45位の
R・ガスケ(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。
シナーとワウリンカは4度目の顔合わせでワウリンカの2勝1敗。最後の対戦は昨年のウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)1回戦で、そのときはシナーが勝利した。
「彼(ワウリンカ)がまたとても高いレベルでプレーしていることにとても満足している。昨年のウィンブルドンでは彼と対戦したんだ。そのときよりもずっと良くなっている。ハードワーカーだし、タフな戦いになることは間違いないね」
同日には第3シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)、第6シードの
D・メドベージェフらがベスト8へ駒を進めている。
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