男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は16日、シングルス決勝が行われ、第6シードの
H・ルーネ(デンマーク)は第5シードの
A・ルブレフに7-5, 2-6, 5-7の逆転で敗れ、「ATPマスターズ1000」では昨年11月のロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)以来2度目のタイトル獲得とはならなかった。
>>>ダニエル 太郎、ルブレフらスルプスカOP組合せ<<>>>ルブレフが優勝、モンテカルロ組合せ・結果<<19歳で世界ランク9位のルーネは今シーズン、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で16強入り。2月の南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250)とアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)で4強入りすると、先月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)では16強入りした。
ルーネがモンテカルロ・マスターズに出場するのは3年連続3度目。今大会はシードのため初戦となった2回戦で元世界ランク3位の
D・ティーム(オーストリア)を下し初戦を突破すると、3回戦では試合前に同22位の
M・ベレッティーニ(イタリア)が棄権。準々決勝では第3シードの
D・メドベージェフ、準決勝では第7シードの
J・シナー(イタリア)を破り、大会初の決勝進出を果たした。
この日の第1セット、互いにサービスキープが続くもルーネは第6ゲームでブレークに成功。しかし、直後の第7ゲームでブレークバックを許す。それでも第11ゲームから2ゲームを連取し、57分で先行する。
続く第2セット、序盤でブレークを許したルーネだったが第4ゲームでブレークバックに成功。しかし、第5ゲームから4ゲームを連取され、1セットオールに追いつかれる。
迎えたファイナルセット、序盤で3ゲーム連取に成功したルーネだったが、第7・第11ゲームでブレークを奪われ、2時間34分の激闘の末に力尽きた。
ルーネは試合後の会見で「第3セット、僕は間違いなくコントロールできていたし、第1セットとほぼ同じだったと思う。でも、最後までやり遂げることができなかった」とコメント。
「がっかりだけど、これがテニスなんだ。クレーシーズンで最も重要な大会は全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)だから、そのためにできる限りの準備をする。それが重要だよ」
なお、優勝したルブレフは、2021年のロレックス・モンテカルロ・マスターズとW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)で記録した準優勝が「ATPマスターズ1000」大会での最高成績となっていたが、今回、悲願の初タイトルを獲得した。
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