11日に開幕した女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ by Gainbridge アジア/オセアニア・グループ1部(ウズベキスタン/タシュケント、室外ハード)は最終日の15日に第5戦が行われ、日本は中国を2勝0敗で破り、5戦全勝で全日程を終えた。次戦は11月に行われるプレーオフに臨む。
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杉山愛は、今年3月に
内島萌夏、
本玉真唯、
坂詰姫野、
穂積絵莉、
青山修子の5選手を代表メンバーに選出。
大会のフォーマットは6か国によるラウンドロビン(総当たり戦)で行われ、上位2か国は2023年11月に行われるプレーオフに進出し、下位2か国は2024年アジア/オセアニア・グループ2部に降格する。
今大会はウズベキスタンのタシュケントにあるオリンピック・テニス・スクールで行われ、参加国は日本、中国、インド、韓国、タイ、ウズベキスタン。各対戦はシングルス2試合の後にダブルス1試合が行われ、シングルスで勝敗が決まった場合も最終順位に影響が出るためダブルスまで行われる。
日本は11日に韓国に3勝0敗、12日にタイに2勝1敗、13日にウズベキスタンに3勝0敗、14日にインドに3勝0敗と負けなしの4連勝で11月のプレーオフ進出を決めた。
雨天により試合開始が遅れた大会最終日の15日、シングルス第1試合に登場した坂詰はジアン・シンユー(中国)に4-6, 6-4, 6-1の逆転勝ちをおさめる。
日没により会場をインドアに移して行われたシングルス第2試合、エースの本玉はジャン・ウーシャン(中国)を7-5, 6-2のストレートで破り、日本の勝利が確定した(最終ダブルスは行われず)。
TEAM JAPAN [画像提供:日本テニス協会 広報部]
試合後、監督の杉山が中国戦を総括した。
「今日はプレーオフ進出が決まった後の中国戦でしたが、第1試合の坂詰選手が試合の中でコミュニケーションを取りながらどんどん良くなっていきました。最初は厳しい展開でしたが、試合の中盤からギアを上げて自分のテニスを出し切って、良い形で勝ち切ってくれて。良い流れを持ってきてくれたのがすごく大きかったと思います」
坂詰姫野、杉山愛 [画像提供:日本テニス協会 広報部]
「雨も降って中断があり、かなり待ち時間が長いなか調整も大変でしたが、本玉選手はさすがで今回の私にとってMVPかなと。本当に安定したテニス、さらには今日はレベルの高い完璧と言って良いテニスを見せてくれました。これが1つのキッカケとなってさらに自分のテニスの磨きがかかっているんじゃないかと思うので、本当に嬉しく思いました」
本玉真唯、杉山愛 [画像提供:日本テニス協会 広報部]
11月のプレーオフに向けては、「まだどこと対戦するかは分かりませんが、今回TEAM JAPANのこのチーム力、個々の力の伸びしろもありますし、ここから個人戦のツアーに戻りますが、まだ7ヶ月あるのでスキル的にもプラスアルファできる部分があると思います。ここから自分自身もサポートしていきたいですし、さらに力をつけたみんながチームとして集まった時に、さらに力強いチームになっていると思うので、次へのチャレンジが楽しみになりました」とコメントした。
TEAM JAPAN [画像提供:日本テニス協会 広報部]
アジア/オセアニア・グループ1部の最終結果は以下の通り。
【国別勝敗】
日本 5勝0敗
中国 3勝2敗
韓国 3勝2敗
タイ 2勝3敗
インド 2勝3敗
ウズベキスタン 0勝5敗
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